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転職する時に気をつけたい業界のスピード


今週末も個人のお客様のキャリア相談が多く、充実していました。皆さん、ZOOM会議に慣れているので、2019年まで対面でのご相談を望まれる方が多かったことが遠い昔のようです。

転職を成功させるためには幾つかポイントがありますが、本日は業界が持つ「スピード」について話します。よく「考えたことがなかった」と言われますが、職種的に業界に制限がなく、業界をまたいで転職しないと気がつかない大きなポイントです。

人には生まれつきのナチュラル・スピードがあり、何をするのも速い人、ゆっくりじっくりやる人、いろいろです。良し悪しはありませんが、転職を考えるときに、自分のナチュラル・スピードが活かせない業界に行くと悲劇です。多分、再び転職することになります。

■ 速い業界: IT、証券会社、コンサルティング、ベンチャー、スタート・アップ

商品の開発サイクルが速い、競争が激しい、のんびりしていたら立ち上がらないのどれかが該当して、速いスピードが求められます。


普通の業界 :  物作りをしているメーカー

お客様のニーズ・リサーチから、苦情相談まで、実にさまざまな部署が関わっています。そんなに急に全部署で方向転換できません。消費財など競争が厳しくても、高速では進めない理由です。


遅い業界 : 製薬・メディカル機器、インフラ、エネルギー

まずメディカルは、10年かけて一つのブロック・バスター薬を開発するビジネスモデルです。患者の生死に関わったり副作用が出たら大変で、許認可制度にもかなりの時間がかかります。じっくり慎重で、中長期的思考が得意な人に向いています。

インフラ、エネルギー産業は、参入するのに莫大な資本金が必要です。こちらも認可が必要なので、守られている産業とも言えます。

どの産業も、短期的視野の人材では困るのです。


ミスマッチの例として、私の元部下と私自身の例を。

IT企業に在籍していた頃、優秀で人柄も良いのですが、スピードがゆっくりの人材がいました。こればっかりは、生まれつきなので「速く」と言ってみても仕方ありません。他部署のマネジメントから、「彼、いいんだけど、もうちょっとレスとか速いと有難いんだけどな」と言われていました。1年後、彼はメーカーに戻ることになりました。退職理由は、「周りのスピードについていけないでした。」

私自身は、GE, Morgan Stanley, IT2社に在籍したことがある、スピードは「超速い」人です。なぜかゆっくりの業界に転職してしまい、うぐぐって感じになりました。自分だけ空回りしているとわかりましたが、どうしたら良いのかわかりませんでした。

バントをして、それから1塁になんとかしてたどり着こうという人材は求められていなかったのです。打席に立つ前に熟慮して、確実に1塁に出られる策をきちっと考えてから着実に打つ。人材に求められているものが、明らかに違いました。

皆さんのナチュラルなスピードは、速いですか?遅いですか? 良し悪しはありません。合う合わないがあるだけです。

次に転職する時に、もし他業界にチャレンジすることになったら、業界の持つ「スピード」について考えて成功する転職をしてください。


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('O'*)  右脳の女王よりおまけ  ('O'*)

昔、車通勤をしていた頃のお話です。駐車場に向かおうと、5Fのエレベーターのボタンを押し、中に入ろうとする過程で、持っていた車の鍵をエレベーターと廊下の隙間に落としてしまいました。秘書の人に管理事務所に連絡してもらったら、地下の扉が開いたところに無事に変形もせず落ちていました。ラッキー♪  管理人さんにも秘書の人にも「こんな狭い隙間にどうやって鍵を落とせるんですか?」と言われましたが、落とせるんですよぉ。右脳の女王は今日も行く〜









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