パニック障害と鬱?
わたしの不安定な気持ちは、内科で処方された軽い安定剤と呼ばれるもので、大分改善された。
魔法の薬。
服用すれば、動ける。
食欲も出る。
これが間違いの始まり。
動けるようになると、頑張り過ぎてしまい、また体力不足の時がやってくる。
今では、一般的な理解が増え、病気として認識されているけれど、当時は違った。
"疲れてるだけよ"とか、"気分転換しておいで"とか。
そんなアドバイスを受けて、気晴らしのランチに行ったり、エステ、マッサージ、ゲルマニウム温浴など、身体に良さそうなことをしてみた。
変わらない。
疲れるものは疲れる…
そんな生活をしばらく続けていると、ある日恐ろしいくらい酷い頭痛で、ベットから出られなくなった。
でも、子どもの世話をしなくては…
重い身体を何とか動かして、食事の準備をした。
風呂にも入った。
頑張れてしまったのだ。
そして、夕方になると少し良くなるのが、分かっていた。
今ならこれが、うつ病の典型的症状だと分かる。
夕方は副交感神経優位になるから、身体がリラックスモードに入り、うつが改善されていただけ。
ある日は"頑張らなくては!"と、子どもを公園に連れて行った。
しかし公園に着いた途端に、息ができない。
過呼吸だった。
過呼吸でも、わたしは倒れない。
必死に母に電話をして、迎えにきてもらった。
パニック発作だった。
過呼吸の対処法は簡単だった。
ジッとして、口をタオルで押さえて、ゆっくり呼吸して、時が過ぎるのを待った。
完全にアウトです。
が、わたしも家族も気づかなかった。
ある日、ようやくメンタルクリニックを訪れるチャンスがやってきた。
診断は、軽い鬱状態。
これでも軽いのか、、良かった。
カウンセリングを受けたり、内科にはかかっていたが、初めて病名がついた。
わたしは、電池切れの状態だった。
少し寝ても、休んでもダメ。
長期的に休息し、まず充電を満タンにする必要があった。
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