『日本美術をひも解く』@東京藝大へ駆け込み……!#伊藤若冲
前回書いたアートの記事で
「今年は全然、企画展に行けていない!」と嘆いていましたが、9月にひとつ行ってきました。♡
奈良・平安時代から明治・大正の近現代まで、日本の作品を幅広く時系列に扱った今展示会。
個人的には「伊藤若冲」リベンジです!
6年前、場所は今回と同じ上野で開催された『若冲展』。
観覧しようと訪れたものの、混みすぎ&並びすぎで断念してしまったので…♡
■楽しみにしていた『動植綵絵』(国宝)
江戸時代の中頃に若冲が描いた、花鳥図『動植綵絵』。
全30幅のうち、10幅がズラリとお目見え。
この画像のようにゆったり、悠々とは見られませんでしたが(混んでた)、
並んだ色彩画の迫力と言ったら!!!
見た時に、パッと目につく画面の「白」。
はて、これは一体…?思っていたら、
「裏彩色」という、裏から彩色する技法を使っているとのこと。
難しいので説明は割愛しますが、簡単に言うと「裏打ちを施して表地の色(特に白!)を際立たせている」という事のよう。多分。
構図、動植物の正確さや精緻さ、
全体的に落ち着いた色合いでまとめられた中に、はっとするような、実際に対象がそこにあるかのような強烈な印象を残す作品たち。
自分の目で見られてよかった~!!!な珠玉のコレクションでした。
そのた、忘備録(自分用)。
■源氏物語画帖
大和絵、というのでしょうか。
美しい、、、ずっと眺めていたい。
(そして「源氏物語」を読みたい。来年こそ…。)
■円山応挙『牡丹孔雀図』
基本的に、孔雀が大好きなのです。華やかで壮麗、深みのある優美な色彩。
この絵の孔雀、そして牡丹の花も見入ってしまう美しさでした。
そして応挙の作品に初めて興味を持ちました。これからたくさん見ていきたい。
■並河靖之『七宝四季花鳥図花瓶』
焼き物も好きなのですね~。
素朴なのもいいけれど、これはまた、見る人を惹きつけて止まない立派な佇まい。綺麗、という言葉では形容できないですね。溜息モノ。
一緒に行った母と、
「こんなのが家に有ったら、地震のとき大変だわぁ~!」なんて話してましたが、別に我が家のものでは無いのでその心配はなさそうです。
こちらも永遠に眺めていられる…360度うつくしかったです。
会期末だったこともあり、結構な混み具合の中、70数個の作品を見て回りました。
書から屏風、巻物などの平面作品から、螺鈿、ブロンズ像といった立体作品まで、心をくすぐられながらの観覧。幸せなひとときです。。。♡
あれですね、うん。
やっぱりもっと美術展いこう。
【おまけ】
こんなのいたよ。
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