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感想『エッセンシャル思考:最少の時間で成果を最大にする』

自己啓発やビジネス分野で有名な本『エッセンシャル思考』
ずっと読みかけだったこの本を、やっと年末に読み切ったので感想を書いてみます。
今年はアウトプットの年にしたいので。
今後も、完読した本について書いていくつもりですが、要約ではなく自分にピンときた部分だけを書いていくつもりです。


きっかけ:“忙しい”がテーマソングだったから


元々、手元に持っていたんだけど、初めてのライフコーチAさんに薦められて読みかけのままでした。ずっと未提出の課題みたいだったので、えいやっ!と読み切りました。

コーチAさん曰く、私がいつもいう言い訳は、「私は忙しい〜」というフレーズで、「それがあなたのテーマソングになってるから!!」と。
オーバーワーク気味だった司書時代に薦められた本。
ただし、忙しすぎてこの本を読む余裕すらなかったという…

残業まみれだった当時によく山積みの本を見て独りで言ってたセリフ。
「今日はこれくらいにしといてやるぜ!」
そんなことを言わなくていいように、本格的に忙しくない間に読んでおくことをお勧めします。

痺れたフレーズたち


・ノイズ−大多数のものは無価値である
・本当に重要なことはめったにない。ほとんどはただのゴミだ。
・トレードオフ−何かを選ぶことは、何かを捨てること
・絶対にイエスと言いきれないなら、それはすなはちノーである。
・考えるべきは「どれを引き受けようか?」ではない。
 「何にノーと言うか?」である。
・私たちの最大の資産は、自分自身だ。
・減らしながら、価値を増やすのだ。
・目先の好印象と引き換えに、長期的な敬意を手に入れたのだ。
・「自分の時間を安売りしない」
・自分の失敗を認めたとき、初めて失敗は過去のものになる。
 失敗した事実を否定する人は、けっしてそこから抜け出せない。
・「完璧をめざすよりまず終わらせろ」

大人としての“境界線”


第14章「線引き」で気になった部分は以下。

・他人の問題を横取りしない
・本人が解決すべき問題を肩代わりするのは、人助けではない。
・自分の境界線がどこかを知る
 他人に侵害されたと感じた出来事をリストアップしてみよう。
 イラッとする出来事があれば、それが境界線のヒントだ。
 そこでいやな気持ちになったなら、それがあなたの境界線かもしれない。

ライフコーチAさんからは、自分と他人との境界線をきちんと引いて巻き込まれないようにすることが、「大人としてのマナー」だと何度も言われました。
確かに、人との距離感って近くなり過ぎると、自分の日常のハンドルを他者に取られたり、逆に他者の問題をこちらが考えすぎてしまって本人が自分で考え解決する力を奪ってしまうこと、ありませんか?
そういうのは、“境界線”の問題なんだよ、ということ。
意識してみてもいいかもしれないですね。


あんなにオーバーワークで精神的にもキツかった時代を過ぎて、この本はもう私に必要ないかな、という印象。
でも、改めて読み切ってみて心に残ったのは、これらのフレーズ。

・エッセンシャル思考の敵はマルチタスクではなく、
 焦点を複数に合わせようとすること、すなわちマルチフォーカスなのだ。
・「明確さがすなわち成功なのです」

これから自分のビジネスを考えて行く中で、普段すぐマルチフォーカスになりがちなので、シンプに研ぎ澄ませていけたらいいなと思っています。

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