妊娠を振り返る

産後3週間が経ちました。
あっという間だったなぁ…
今日10/22は本来の出産予定日でした。
3週間も早く生まれてきた娘。
彼女は未だ入院中です。
時間もあることなので、改めて今回の妊娠期間を、自分の記憶も掘り起こしながら振り返ってみようと思います。

自分用の日記を遡ってみたところ、妊娠が判明したのは今年2月6日のことでした。
妊娠検査薬の判定を待つ瞬間のこと、今でも鮮明に覚えています。
心臓がリアルに口から飛び出るかと思った…
仕事から帰宅した夫に見せたら、すぐさまたまひよのアプリを入れてくれました。
妊娠を喜んでくれて嬉しかったなぁ。
私自身は、まさか自分の体で妊娠できるとは…っていう驚きの気持ちのほうがこのときは大きかった気がします。
それまで自分はクライミング一筋で(趣味の範囲ですが)、数年前は厳しく食事管理していたせいで体脂肪率が12%程しかなく、生理が止まっていた時期もありました。
さすがにそこまで厳しく管理することはもうやめましたが、妊娠は正直難しい体だと思っていたので、とにかくただただ驚いた。
でもやっぱり何より、新しい命が自分のお腹に来てくれたかもしれないと思うと本当に嬉しかったです。

2日後に産婦人科に行きましたが、このときはまだ胎嚢が確認できず。
妊娠が成立しているのか毎日不安でたまりませんでしたが、1週間後の診察で胎嚢が確認できました。
無愛想な印象の先生だったけど、このときはモニターに映った胎嚢を見て「良かったですね。おめでとうございます」と言ってくれました。
「あぁ、本当に妊娠したんだあ…」と、じわじわと実感が湧いてきて、涙でモニターが良く見えなかったな…

そんな中、3月初めに異動の内示が出され、4月に長野から埼玉へ引っ越すこととなりました。
幸い私はつわりはほとんどなく、妊娠前とほぼ変わらない生活を送っていましたが、それでも妊娠初期という不安定な時期のこの環境の変化はなかなかしんどいものがありました。
次の職場にはいろいろやらかされたしね…
前々から決まっていたこととはいえ夫も転職を余儀なくされることになりましたが、それでも迷うことなく一緒についてきてくれる選択をしてくれた夫には本当に感謝しかありません。

新天地での仕事はわりとすぐに慣れたし、安定期に入り文字通り体調も安定していましたが、季節が進むにつれ何よりもしんどかったのが通勤です。
今年の夏は本当に地獄だった…
最寄りのバス停まで徒歩30分。
灼熱の太陽が照りつける、日陰もほとんどない道。
日傘なんて全く意味なく、アイスリングも一瞬にしてふにゃふにゃに。
日に日にお腹は重くなり、歩くスピードもだんだん遅くなっていく…
職場に着く頃には既に満身創痍…
妊娠中一番キツかったのはこれかもしれない。
でも、バスで優先席を譲ってもらえることが次第に増えていったのはすごく嬉しかった。
自分は妊娠前、恥ずかしながらそんなことしたことなく…産後妊婦さんを見かけたら絶対に席を譲ろうと決意しました。

後期になると胃もたれや軽い吐き気など、後期つわりと思われる症状を感じ始めました。
人生で初めて食欲がなくなるのを感じたのもこの時期です。
頻尿、便秘、腰痛にも悩まされ、妊娠期間中一番トラブルの多い時期だったと思います。
後期突入とほぼ同時に産休に入れたのでそれは本当に助かった…
この頃から、健診のたびに赤ちゃんが逆子だと指摘されるようになりました。
36週までには95%が頭位に戻ると先生は言っていましたが、我が子の意志は非常に固く、一度も逆子が戻ることはありませんでした。
お腹を触ってみても、いつもおへその右上か左上あたりに頭らしきものがあったような気がします。
逆子の普通分娩はリスクがあるため、現代の医療では逆子が戻らない場合ほぼ帝王切開になるとのこと。
できれば下から産みたいと思っていた私に、先生は外回転術という手術の存在を教えてくれました。
36週の健診で説明を受け、できることはとにかくやってみようと、夫とも相談し、外回転術を受けることを決意します。


妊娠期間、ざっくり振り返ってみたけどいろいろあったなぁ。
でも総じて言えば、本当に幸せだった(^^)
夫の優しさ、周りの人の優しさ、いろいろなことに気づけて、たくさんのことを学べた貴重な時間でした。
すでにもう1回妊娠したいと思うくらい…笑

次回は、外回転術から出産までの怒涛の記録(になる予定)です。

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