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【勝手に花言葉】トルコキキョウ(くすみピンク)

【勝手に花言葉】
トルコキキョウ(くすみピンク)

「茜色の夕日眺めてたら 少し思い出すものがありました」

フジファブリックの「茜色の夕日」という歌の始まりの歌詞そのまんま聞こえてくるような雰囲気。

茜色の夕日に照らされしさまを思ふ。

たくさんお花が並ぶその空間で、
最初に目に入ったが、秒でそらした。

秋の始まりを感じるような、
そのメロウなカラーが
最初に目に入ったが、秒でそらした。

“メロウなカラー“
“やわらかな色“と書いたのをあえて書き直す。

オシャレなこのコには
“やわらかな色“より
“メロウなカラー“の方がぴったりとくる。

目に入ったが、秒でそらした。

そのことを振り返って考えてみる。

「茜色の夕日」が耳の奥で鳴るような
センチメンタルみたいものが込み上げるような
そんなときは、
そんなものはなかったことにする。

なんなら、
cm(センチメーター)を気にしてみることにする。

…ということは、ないだろうか。

問いかけ風にして、全てを煙に巻く作戦。

煙玉の向こうで忍者の構えをし、
次の瞬間犬走りで池までゆき、
そのまま水遁の術。

作戦は成功だ。

目に入ったが秒でそらしたそれを、
素敵だが選ばないでおこうと決め
違うお花を選びつつ
お花屋さんのオススメを聞く。

まごうことなくドンピシャで
“茜色の夕日“をオススメされ動揺する。
(くすみピンクのトルコキキョウは“茜色の夕日“という名前ではありません。勝手なあだ名です。)

水遁の術で表すならば
水面スレスレにに出した竹筒の口を大きなトンボに塞がれるアクシデント、と言えよう。

しかし、慌てることは無い。
動揺など全くしていないという素振りは得意なので、
潔いほどあっさりとお招きすることとなった。

秒でそらした目線はなんだったろう。

向き合いたいが向き合いたくない
向き合いたくないが向き合いたい

もうそういうややこしい人で居るべく
無理してややこしくしてるんじゃないかと思ったりする。

そう、無理してややこしくしているのだ。

おすすめのシーン
・メロウなカラーが似合うオシャレなあの子に
・素直になれないことを素直に見つめるときに

あっさりお招きしたがために
どっぷり眺めることとなった“茜色の夕日“

ぶっきらぼうかもしれないが、そう呼んでいる。

ちょっとクールでいたいのだ。

ちょっとクールで、イタイのだ。

素直が一番かもしれないけれど
正義が全てでないように
素直が一番とも限らないこともあるだろう。

ややこしさも、イタさも、
メロウなカラーのせいにしちゃっていい。

いやしかし、
色もさる事ながらフォルムがオシャレ。
佇まいが美しい。
ツボミはツボミでなんたる優美さだろう。

これまで語ったややこしさなど、
すっかり放ってしまったほうがよい。

過ぎ行く夏と近づく秋、
そんな時期に心にやさしく
うっとり眺められるステキなお花です。

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