攻略本を書きたい人生

娘がYouTubeを観ている。何を観ているのかと思い、一緒に観てみると、イラストレーターの方がゲーム実況をしていた。
「これね、次に地下に行くんだよ、ほら。」
と娘。観ていると本当に次は地下に行くようになっている。
「ここで窓ガラス割って、助けにきてくれるの。最高じゃない?」
登場人物も、話の流れも分からないから、一体何が最高なのかさっぱり分からないが、ダークヒーローが助けに来てくれるような展開がキュンキュン来るらしいw(…ちょっと分かる気もするけれど。)

でも、何でそのゲーム、実際に自分でやったわけじゃないのに展開を知ってるの??
ふと疑問に思って聞いてみると、別のゲーム実況者さんがそのゲームを実況している動画を先に観ていたという。クリアするまでを夢中で一気に観たらしい。

…なるほどそういう事ね。
他の誰かが先に経験した失敗や大変な思いを見せてくれていれば、後に続く人がつまづく事なく進める。ここの落とし穴に注意だよ!とか、トラップだからね!とか、ここに行くとワープ出来るよ!とか。体力を回復出来る場所はここだよ!と教えてあげられる。

ふと、私のこれまでの経験も、人生のゲームの攻略本にならないかな??誰かが道を間違えてゲームオーバーになる前にこっちだよ!と立てかけてある看板ぐらいにはなれるんじゃないだろうか??と思った。

小5で遠くへ引越し、すぐ母が手術入院する事半年。その間1人で家事をした事。
中学の頃いじめられた親友を助けた話。
高校の頃の親友の旦那さんが自ら命を断ってしまって、親友は脳腫瘍で私との記憶ももう段々忘れてしまっている事。
大企業と言われる会社に勤務したけれど、国ぐるみ、政府ぐるみで変革する事に巻き込まれた事。
生まれつきの病気があった事が20歳でわかって、38歳の時に薬が出来て今はもう治った事。
結婚して子供が生まれるとすぐ転勤になり、旦那は海外出張で1ヶ月ごとに居なかったから、ワンオペ育児だったけれど、助けてくれる友達が居てくれた事。
Twitterを始めて、共通の好きなもの繋がりのフォロワーさんと実際に会えて、人生で一番幸せだったなと実感した事。
娘が小学生になって、旦那と娘がお留守番をしてくれてBUMPのライブに行けるようになった事。
また引越しをして、一人っ子の親なのにPTAの副会長をやる事になってしまった話。そこでPTA改革をする事になり、GHQやPTAの闇を知った話。先輩からのプレッシャーやストレスで突然くも膜下出血になって1週間後に亡くなってしまった旦那の話。

振り返ってみると、多分なかなかの経験値なんじゃないかなと思う。

次のパラレルを、私みたいな道を選ばずに、軽々と攻略出来る助けになったらいいなと言う気持ちを込めつつ、ワンネスに戻ってしまえば、全てまるっとうおお見通しの世界だから、


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