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コーヒーホリック

私、コーヒー好きになったのいつからだっけか?

小さな頃、神社のお祭りで子供会から配られた缶のコーヒー牛乳を空腹時に飲んで、気持ち悪くなって。それ以来ずっと飲んでなかった。


会社員時代に最初に庶務に配属されて、コーヒーのドリッパーに午前と午後にコーヒーを入れるようになってからだったかも。60人ぐらいいるフロアで、コーヒー好きなおじさん達が「コーヒーの会」と称して毎月300円を集金し、コーヒー豆とフィルターを買い、ドリッパーをレンタルできるサービスがあって。おじさん達のほとんどがコーヒーの会に入るので余ったお金でお菓子を買って残業の時に食べたり、スタバで豆を買って、「今淹れたコーヒーはレンタルサーバの豆でしょうか?スタバの豆でしょうか?」クイズを出して遊んでいた。

このクイズ、おじさん達、結構当てるんだよね。

ちょっとオシャレな主任が居て。みんなは作業服にTシャツとかでPCとにらめっこして眉間にシワを寄せてタバコをプカプカしてるところ、その主任は相棒の右京さんみたいにワイシャツとベストで。コーヒーサーバの1番近くの席だった私にいつもコーヒーを1口飲んで、「今日もコーヒー美味しいですね」って言ってくれた。
「コーヒーを飲むと、頭がスッキリ冴える感覚があるんだよ。論文とか文章を書いてる俺たちにはコーヒーに限るよ」って。

それまで私は紅茶一択だったけれど、自分で淹れたコーヒーを飲んでみたいし、お菓子もたべたいし(笑)コーヒーの会に入会して飲んでみた。
それがきっかけだった気がする。

お砂糖をいれないと飲めなかったのが、ブラックで飲む方が好きになった。
当時大学生だった旦那もコーヒー好きで、休みの日にコーヒー屋さんに行き、2人でボーッとするのが好きだった。

先日、コーヒーを豆から買ってきて、自分だけの為に豆を挽き、ポトポトとゆっくりコーヒーを淹れてそれをゆっくりと味わうのは、瞑想のようなものだという話を聞いて以来、時間がある時にコーヒーを自分で挽いて、自分だけのために作って飲んでいた。家族の為に家事をしていると、自分1人の時間は意図して作らないとなかなか出来ない。ゆっくり飲んでいる時間は、延びるような気がして好きだ。

けれど。脳は単純おバカさんだから、カフェインを摂取すると「カフェインキタコレー!!」となり、覚醒状態になって、仕事がはかどったりするが、夜眠れなくなってしまうらしい。先日コーヒーを1日3杯飲んでしまい、頭が冴えるのはいいけど、思考がぐるぐるして眠れなくなってしまった。

砂糖もカフェインも、シュガーハイとかカフェインハイとかあるようだ。依存しない程度にお世話になろう。

それにしても、自分の為にコーヒーを淹れて、自分の時間を作るのってなんて幸せで贅沢なんだろう。10年位家族の事を第1に行動していたから、自分第1に行動するのに少し罪悪感と背徳感がある。

もう旦那も居ないし、娘も中学生になったし、少しづつ自分第1、今を第1に楽しく生きて行ってもいいかな…と思い始めた話。

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