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心に浮かぶよしなしごとをそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるをしけれ。 ゆく…

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心に浮かぶよしなしごとをそこはかとなく書きつくればあやしうこそものぐるをしけれ。 ゆく川の流れは絶へずして、またもとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし。 「枕草子」「方丈記」的なイメージで浮かんだこと書いてます( ..)φカキカキ

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電子書籍出版 KindleUnlimited 読み放題対象 江戸の暮らし

    • 月が欠けたところに見えるもの/幸せと未来について考えた

      半分欠けた月がぽっかりと浮かんでいた。 彼と2年以上同棲した家を出ていく決意をしたものの、後ろ髪惹かれる思いがある。 昨日までは、私が家を出ていくのは自分のこれから先の未来、選択肢のためだとばかり考えていた。 最近よく通っているカフェのオーナーに自分の話をした。 彼女は独身で今年50歳になるそうだ。 15歳年下の親しい男性がいるらしい。 毎日、カフェでお客さんと話すことを幸せだと話す。 私の彼は、彼女と同い年だった。 「彼だってこの先、好きな人ができて結婚する

      • 植物を育てられない話/風の時代

        昔から植物がどうも苦手だ。 グリーンのある暮らしに憧れはするものの、育ててみようとはならない。 20代のとき、プランターでミニトマトを育てた。 採れたてのトマトはみずみずしく、そのおいしさに感動した。 その後ミントやパンジーなどの花を育てたときに、やたら大きくなって扱いに困った。 生命力の強さに圧倒されたのか、なんだか辛くなった。 それ以来、私は植物を育てるのをやめた。 話は変わるが、20代のころ、私は結婚したいと思っていた。 婚活を積極的にしたし、30までに結婚して子ど

        • 自分がどうしたいのかは一番難しい 2つの選択肢から どちらかを選ぶとき どちらにも幸せな未来が見える でもそれは手に入らない未来でもある 自分の幸せのために選ぶのに 大切な人を悲しませてしまうと思うと 身動きがとれなくなる 答えは自分の中にしかない 自分のことが一番わからない

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          言葉の不思議/フィンランド語、日本語、英語

          フィンランド語のkieli(キエリ)という単語は「言語」という意味を表す。 またkieli(キエリ)は「舌」という意味も表す。 同じ単語が「言語」と「舌」を表す。 このように、複数の意味をもつ単語のことを多義語という。 言語は発音を学ぶときに舌の位置と関連付けて学ぶから、関連する意味ではある。 しかし、日本語では「言語」と「舌」は全く別の単語である。 なぜフィンランド語では、「言語」と「舌」が同じ単語なのだろうか。 フィンランドの学びがまだまだ浅いため、その答え

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          本を買う場所と気持ちの関係性/「旬」の話

          町の書店が消えていく。 そのことを切なく、そして一大事だと感じる人はどれくらいいるのだろうか。 最近はメルカリで本を買うのが一般的である。 新品を書店でチェックし、メルカリで中古を購入する。 そんな姿を書店でよく目にするし、私もその一人であった。 だが、その行動をしたのはたったの2回。 今はまた、書店で本を買うようになった。 なぜか。 たしかに安く同じものが買えるのはありがたい。 しかし、手元に届いたときのなんともいえない温度差。 書店で本を手に取り開いて

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          抽象的なもの/何だかわからないものの魅力

          抽象的であるということについて考えた。 音楽や詩など、抽象的なものは具体的に書いていないから、さまざまな解釈ができ、深めていくところにそのおもしろみがある。 解釈とは、そのものの秘める可能性ともいえるかもしれない。 フルートの曲にNOBLO作曲のMELODYという曲がある。 非常に抽象的なタイトルだ。 突き詰めた結果、MELODYとは「心を揺さぶるもの」という結論に至った。 誰かが奏でた楽器の音、口ずさんだ歌、誰かの言葉、誰かの表情。 心を動かされた景色かもしれ

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          ブログ更新「言葉の不思議/フィンランド語 日本語 英語」http://www.arigatomato.com/wp-admin/post.php?post=229&action=edit

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          ブログ更新「本を買う場所と気持ちの関係性/「旬」の話」 http://www.arigatomato.com/wp-admin/post.php?post=227&action=edit

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          先日ひさしぶりに曲を書いた。私の住む地域は天気が年間通してあまりよくない。それをネガティブに捉えることが一般的なようである。しかし、ネガティブの裏はポジティブ。私にとって曇り空や雨は、感性を刺激し、時にはセンチメンタルやノスタルジックな思考やメロディを生む。灰色の空、風、塵、鳥。

          先日ひさしぶりに曲を書いた。私の住む地域は天気が年間通してあまりよくない。それをネガティブに捉えることが一般的なようである。しかし、ネガティブの裏はポジティブ。私にとって曇り空や雨は、感性を刺激し、時にはセンチメンタルやノスタルジックな思考やメロディを生む。灰色の空、風、塵、鳥。

          打ち間違いから生まれる笑いは現代特有のものだ。先日、会社で「ボンド」を購入しようとしたときのことである。アスクルの検索欄に入力し決定をクリックした。しかし、画面に出てきたのは「ボンゴ」の画像だった。その後「ボンゴ」が頭から離れず、今も天声人語を見ると「南米ボンゴ」と思ってしまう。

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          ミスチルの「やわらかい風」を聴いた 冬から春に季節が変わっていく 一緒に過ごした冬から 別々に過ごす春へ 悲しみはあった でも やわらかい風が吹いていた 相手を大切に思っていた気持ちの温かさ 幸せでいていねと願う温かさ そんな気持ちを思い出す 春はもうすぐそこ

          ミスチルの「やわらかい風」を聴いた 冬から春に季節が変わっていく 一緒に過ごした冬から 別々に過ごす春へ 悲しみはあった でも やわらかい風が吹いていた 相手を大切に思っていた気持ちの温かさ 幸せでいていねと願う温かさ そんな気持ちを思い出す 春はもうすぐそこ

          先日実家に帰ると 母が台所に立っていた 1年ぶりだろうか ブロッコリーをゆでる母の姿を見て 泣きそうになった 災害や戦争などの話題をテレビで見るたびに 当たり前の毎日を大事にしていきたいと思うのに 自分のことになると失ってから気づく お母さん 今日も台所にいてくれてありがとう

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          空が美しい朝だった 雲が一面空を覆っていた 山の稜線近くだけ一部晴れていて 薄いオレンジとピンクの間の色が見えた 見た美しさを言葉にしたい だが言葉で表そうと考えて書けば書くほど 目に映った景色とは離れていく 言葉で表そうとするのは人間の傲慢だろうか そして言葉はいつも不器用だ

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          氷点下の朝 木々は雪をまとい 氷りついていた 一面まっ白な世界 そこに 木は静かに立っていた 人間も木と同じ 命をもらい 地球上にいる それなのに特別だと思っていることにはっとした 言葉や心情を 木だってもっているかもしれない 私たちが知らないだけで そんなことを思う冬の朝だった

          氷点下の朝 木々は雪をまとい 氷りついていた 一面まっ白な世界 そこに 木は静かに立っていた 人間も木と同じ 命をもらい 地球上にいる それなのに特別だと思っていることにはっとした 言葉や心情を 木だってもっているかもしれない 私たちが知らないだけで そんなことを思う冬の朝だった

          雪が舞う灰色の空 信号を待ち見上げる エンジン音が静まった SEKAINO OWARIのサイレント イントロが流れ 目の前の光景が絵になった 今この曲を 同じようなことを思いながら 聞いている人はどのくらいいるのだろうか 信号は青に変わった 絵は一つの作品となった

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