まったくテスト内容がわからない生徒は、寝てしまう。

教師は、寝ている生徒の肩をポンポンとたたいて起こす。

入試のときに机に伏せて寝る受験生は 高校の先生にチェックをつけられるから、寝るのはダメだよ、といった理由だ。

ここで問題。下の図のＡ君、Ｂ君が机に顔を伏せて寝ている。どちらから声をかけ、起こすべきだろうか？

答え。Ａ君を先に起こすべきだ。

Ｂ君を先に起こすと、Ｂ君の視界には寝ているＡ君の姿が目に映る。

「なんで俺だけ起こされるん？」というＢ君の反抗したくなる気持ちが起こる可能性があるから、Ａを先に起こしてから、Ｂに声をかけるのが良い。

またＢが起きている間に、他の生徒を起こす動作をＢが見ると、Ｂは「自分も寝たら起こされる」という心構えが形成される。これは指導が入りやすい。

試験中を例にしたが、生徒指導において、声をかける”順番”というのは、けっこう大事だと思う。