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ルーヴル美術館展 愛を描く

行ってきた(2023/5/4)


国立新美術館


人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。
本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにします。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会です。ぜひご期待ください。

ルーヴル美術館展 愛を描く



時差投稿にも程があるだろ



ルーヴル美術展 愛を描く




全体的にキリスト教ベースな作品が多いな~って感じだけど(まあこれはどの展示に行っても感じること)、いろんな形の愛に関する作品があって


ハッピーな愛からちょっと悲しい愛まで

恋人への愛から家族への愛まで







フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》


アモルとプシュケはギリシャ神話の寓話

アモルが、「プシュケの美しさに見惚れていたら自分の矢で自分を傷つけてしまった」っていうのが好き



数々の試練を乗り越える愛

優しいキスをする二人の上の蝶々がまた優しくて見ててこっちも優しい気持ちになるね、やさしい世界






アリ・シェフェール《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》


私恥ずかしながらこの作品初めて知ったんだけど、見入っちゃった


ダンテ『神曲』の地獄篇にあるパウロとフランチェスカの悲しい恋のお話

地獄篇ってことでもうお察しだけど、


政略結婚で嫁いだフランチェスカは義理の弟のパオロと恋に落ちて、そして二人は夫のジェラシーで刺し殺されて亡霊になって永遠に地獄を彷徨う話



なんかちょっと愛について考えさせられる

計算や理論、政治、シンプルに「恋愛」と言ってもいろいろ大人の事情とか関わってくる場合もあるんだろうけど、やっぱり「好き」って気持ちには勝てないよな~
良くも悪くも




ウジェーヌ・ドラクロワ《アビドスの花嫁》


展示は一部撮影可なんだけど作品に見入って音声ガイドに聞き入って完全に世界に入り込んだらすっかり撮るの忘れてた






ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》と、大好きなアントワーヌ・ヴァトー《ニンフとサテュロス》が見られて感激した




悲恋の作品も多いけど大好きな人に会いたくなる展示だった




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