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タナトス。

いつからか、私には、一貫いっかんした テーゼ…
つまり、主題がある。

     —  死への渇望かつぼう

死にたいという欲求、死にたいという衝動しょうどう

だが、本当に死にたいということではなくて…
内側に向く 破壊のエネルギー。
自己破壊衝動。
フロイトの用語で、生の本能に対する、無機物の不編成に帰ろうとする 死の本能( 衝動 )のこと。
無( 元来、居た場所 )に帰る事への 憧憬しょうけい
心理学的に、『 タナトス 』という働きであり…
夏目漱石が言うところの『 不可思議なおそろしい力 』であり、芥川龍之介が言うところの『 ただぼんやりした不安 』であると思う。

生きる意味が わからない。
でも、死ぬ理由も 見つからない。


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