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わたしのこと

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わたし、を見せるのが一番苦手な私。少しずつ、ぽつぽつと、語っていこう。リハビリみたいな気持ちで。
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#旅

お味噌でつなぐおせっかいの環~タダノワタシ日記⑤

前回の日記から、ずいぶん開いてしまいました。 お遍路の旅、第2弾。 …に、なるのかな。 今回は日程が短いため弾丸旅になりました。 ーーーーー あれから結局キッチンカーは保留のまんま、生姜収穫シーズンが来て農家さんの繁忙期に突入したため、なかなか日程の調整ができず。お遍路は中断したままになっていました。 はやく行きたいな…と逸る気持ちをなだめつつ、流れゆく日常。 そんな中、あのひとから素敵な贈り物が。 やったー!!ますみさんの、お味噌! ここで紹介されているお

自分ファーストのススメ~タダノワタシ日記④

旅から戻ってはや5日、時間が流れるのがあまりに早すぎてびっくりする。 旅はどうしたって非日常で、戻ってあれこれしなきゃいけないこと、に飲み込まれていたら、日常をまわすってことを思い出した。 そうだ、こうして日常に飲み込まれてしまっていたら、いつのまにかやりたいこと、とか本当の気持ち、とかに鈍感になり、そのまんまの自分で生きることが難しくなるんだ。 この旅で、わたしの中に生まれたのが、自分ファーストという概念。 自分ファーストとは、常にわたしがどうしたいか、を頭において

ひかりとともに~タダノワタシ日記③

高知に来てからというもの、すっかり健康的な生活をしている。 朝陽とともに目覚めて、夕陽とともに一日を終える。身体を動かしてほどよく疲れているからスマホもほとんど見ないで次の日に備えて早めに寝る。 そんな暮らしを繰り返して、あっというまに一週間が過ぎた。 ーーーーー 今回、四国八十八ヶ所を廻りはじめるにあたって、わたしのやりたいお遍路ってなんだろう?と考えてみた。 これまでわたしは仏様とはほとんどご縁がなく、基本の般若心経すら知らないし、お大師さまについてもほぼなんの

四国お遍路の旅へ〜タダノワタシ日記②

お遍路。 聞き慣れないその響きがはじめてわたしの耳に届いたのはいつのことだったか。 たくさんのひとから聴いたので思い出せないけど、特に印象深かったのがこのひととの出逢いだ。 不思議な旅人。 なんのために? なにが目的? わからないけど旅をしながらただ生きる彼女の姿にひかれて、ブログを読ませてもらうようになった。 いつか、逢えたらいいな… その願いはわりとすぐに、叶った。 そして、わたしがこの時に書いたこと、気づけばすでに叶っている。 いつのまにか、ワクワク

おかあさんをやめて旅に出ます~タダノワタシ日記①

とっぴょうしもないことを言い出すのに定評のあるわたしでもさすがに、ここ数年ずっと迷い続けて言えなかったことがある。 『おかあさんを、やめたい』 はい? ??? だよね。 でも言っちゃいました、このたび。 2020年10月10日。 ゾロ目の節目に。 そうわたし、今月、晴れておかあさんを辞めさせていただきます。 ーーーーー 時をさかのぼること、5年前。 娘が小学校へあがる年の4月、わたしたちはふたりで神戸へ越してきた。 それまで住んでいた場所へ、夫をいわば置き去り

幸わえ給えと願うこころ

家族で旅をしてきた。 お得意の、弾丸で。 あちこちの神社へお詣りして、澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込んで、清らかな川に手を浸して、その土地の美味しいものを味わって。 家族みんなで過ごせる貴重な時間。 じっとうちに閉じこもって過ごすのか、太陽の光を浴びて風を受けて裸足で芝生を駆け回るのか、選ぶのはいつだってわたし自身だ。誰になんと言われようとも。 自粛、とは。 『自らあらためて、つつしむこと』だと言う。 正解なんてわからないけど、わたしにとってあらためたいのは、こ

古き佳きものたち

世の母親にとって、夏休みはちょっとした試練だと思う。仕事をしていても、いなくても。 大人より確実に体温の高いこどもたちが、この暑い季節にウロウロうちの中にいるというだけで、心と身体のペースを乱される。1ヶ月強もの間、毎日昼ご飯やおやつや宿題に心を砕かざるを得ないと思うと、多少げんなりするのも仕方ない。 そんな夏休みがとうとう、我が家にもやってきてしまった。 ところが、今年はどういったわけか私にラッキーの女神が微笑み、夢のような初日からの現実逃避!が与えられた。 という

あなたの産まれてきた理由はなんですか?

ああ、旅に出たいな。 と思った時、行き先をみんなどうやって決めているのだろう。 私にとって旅先を決める基準となるのは、そこに行くとどんな景色が見られるかということと、ここのコレ食べてみたい!という、本能に突き動かされるような衝動だ。 いつ死ぬかもしれない今世で、どうしてもこの瞳で見ておきたい景色や、自分の舌で味わってみたい食べ物のために、いろんなものを犠牲にしてでも飛んで行きたい!と思う場所が見つかったら、それはもう行くしかないのだと思う。 ーーーーー その昔、女友