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やらない目標

年が明けてはや19日。
年末年始に立てた今年の目標は順調ですか。
私は毎年あれこれ考えて、「今年こそは〇〇するぞ!」と意気込んでみるけれど、実際に達成できたことは半分もなかったりする。我ながら情けない。
「毎日〇〇するぞ!」なんていう目標も三日後には忘れていたりするので本当に情けない。

だから今年は「〇〇をしない」という目標をつくった。これまたズボラな考えだけど、行動を起こすより我慢する方が実行しやすいと思ったから。

たとえば毎日写経をやると目標を立てると、筆ペンを持って席に座らなきゃいけない。そこに行きつくまでのハードルが意外と高くて、やる気のエンジンが暖まるまでに時間がかかったり、何かと理由をつけて結局やらなかったりする。

けれど、仕事中に甘いものを食べないと目標を立てると、食べたくなったときに食べない決断をするだけで目標が達成できる。なんとも早上がりなのだ!
それに「〇〇をしない」状態が習慣化されてしまえば、仕事中に甘いものを食べない自分に自然となれるのでは?と考えた。

年明けから実践しているのが「お風呂にスマホを持ち込まない」ことだ。これまた情けない話になるのだが、お風呂の中で音楽を聴いたりYouTubeを観ていたらすっかり悪習慣となっていた。湯船につかるのは良いことだけど、スマホを見ながらダラダラ1~2時間過ごすくらいならさっさと上がった方が良いと誰もが思うはず。


余裕だったのは正月三が日まで。
4,5日目になるとスマホ片手に脱衣所にいた。たいした用もないのに頭の中はスマホを風呂場に持って行きたくてうずうずしていた。(こりゃあ、依存症だと思う)

「10分くらいなら見ても良いんじゃない?」
誘惑の声が頭をよぎる。
「今日だけ、10分だけなら…」と素っ裸でスマホを手に取る。

そんなとき「自分との約束を守る」という言葉が浮かんだ。
これはある人がTwitterに書いていた言葉で、あまりにも小さな目標とどうでもよい私の葛藤なので話題にするのが申し訳ないほどだが、とにかくこの言葉のおかげでスマホを手放し風呂場に入れた。

我慢の壁は本当に一瞬だ。
湯船につかれば、ウズウズしていた気持ちもすっかり忘れる。

こうして誘惑の声がよぎるたびに、自分との約束を裏切るわけにはいかない!と一瞬の我慢を繰り返していたら少しずつ湯船でスマホを見たい気持ちもなくなってきた。いまのところ一度も持ち込んでいない。笑

お風呂に費やしていた時間は勉強や書き物をする時間に代わった。noteをたくさん書くぞと意気込んでいた昨年より今年の方が書けている。


何かをやると意気込むと
できない理由を探してしまうのが人の性だ。


読書をたくさんする!と意気込んでも続かない人は、通勤時間にスマホを触らないと決めると良いかもしれない。スマホに触れなくなった時間はヒマになるので読書ができる。

何でも禁止してしまうと窮屈になるので、ひとつ習慣化したら次のやらない目標を決めようと思う。

そうやって少しずつ自分の習慣を変えていく。
「やらない目標」意外とおすすめです。


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