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苦しくて幸せな人間

今日は久しぶりに気分が沈んでいる。

こんなときは、抗不安剤を飲んで寝てしまうか、そうでないにしろあまり活動せずにゆっくりすることが一番だ。

これは半分正解。でもね
......
ゆっくりなんてできないよ。
しんどくて、泣いて泣いて泣いて、苦しさと闘っているんだよ。

今日はバイトで、ちゃんとできたし、自分でも調子が悪いことをあまり自覚せずに動けた。
家に帰って勉強をしようと机に向かって、1時間ほど数学をやって、

気づいたら机に突っ伏して泣いていた。

どうしてか自分にもわからない。
張り詰めていた糸が切れる感覚だった。
この感覚は何度も経験してきたが、それでもなかなかしんどいものだ。

最近は普通に活動できていたが、多分調子が良くなく、疲れも溜まっていたのだろう。
部屋はぐちゃぐちゃ。洗い物と洗濯物は溜まっている。
そんな中で、泣きながら布団を敷いて、布団の上で丸まって泣いていた。

特に特別なことがあったわけではない。具体的な悲しい出来事があったわけではない。

なのに悲しくて苦しくて、もうどうしようもない。
いつもそうだ。
よくなったと思ったらまた落ちて。それに耐えたらまた上がって。落ちて。

気持ちが上向きの時は、普通に生活を楽しめている。家族や友達、恋人といろんな話をして、前向きになれたりして。
束の間の幸せを噛み締める。苦しい時期がもうじきやってくると知りながら。

辛くて泣いているとき、
大好きな恋人が言ってくれた。
「つらい時はいつでも俺が駆けつけるから。」
嬉しかった。大切な人がそばにいてくれることは、寂しがりやの私にはとっても大きなことだ。家族、友達、恋人。バイト先の人。大学の同級生、職員さん。私の周りの人はみんな優しくて、あったかくて、大好きだ。

私がつらい時は、感情の波に振り回されている。
ぐるぐるぐちゃぐちゃ振り回されている。
ジェットコースターじゃない。
荒波だ。

静かな海だったのが嘘のように
荒れ狂った波にのまれて、
溺れる。

必死にもがいても抜け出せない。くるしい。息ができない。

ただ波が静まるのをじっと耐えて待つのみ。
そして嵐が過ぎた海をおっかなびっくり歩く。

私は、嗚咽しながら「死にたい」「苦しい」と地に向かって吐く。

それでも、どんなに苦しくても、
こんな自分を、愛しいと思ってくれる人がいる。私も彼らを愛している。

私は苦しくて幸せな人間だ。

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