現代社会における50個の認知バイアス(4/5)
こんにちは!これまで三本の記事に渡って、以下の記事に紹介されている認知バイアスを紹介してきました。
今日は、四本目として新たに10個の認知バイアスを紹介していきたいと思います。
31. Zero-Risk Bias
私たちは、小さいリスクを0にすることを好む。(たとえ、他の選択肢を取ることで、全体としてより大きくリスクを減らすことができるとしても)
例:私は商品の保証も購入すべきだ
32. Framing Effect
私たちはよく、どのように情報が発表されるかによって、たとえ全く同じ情報でも、異なる結論を導くことがある
例:アリスは、支援している候補者が45%という支持率で周りから高く評価されている聞いた。サリーは、候補者が45%という支持率で低く評価されていると聞いた。二人が聞いたのは全く同じ数字だが、印象・解釈は全く異なる
33. Stereotyping
私たちは、個々に対する情報を全く知らなくとも、ある同じグループに属する人々が、共通の特徴を持っていると信じている
例:特徴的な髭を持ったあの男性はきっとジャズ好きだ。だから彼はきっとレコードをたくさん集めている。
34. Outgroup Homogeneity Bias
私たちは、自分と違うグループに属する人たちは皆同じとみなし、一方で自分と同じグループに属する人たちはより多様だとみなす傾向がある
例:アリスはゲーマーじゃないが、ゲーマーはみんな同じような特徴を持っていると信じている
35. Authority Bias
私たちは、権威を持っている人の意見をより信じ、影響される傾向がある
例:私の先生がこれで大丈夫だと言ったから、大丈夫
36. Placebo Effect
私たちが治療がうまくいくと信じると、その信念が小さな治療効果を生む
例:アリスは痛みを抑えるための薬として偽薬(実際には痛み止めの効果がない薬)を渡された。それによって、彼女の痛みは軽減した。
37. Survivorship Bias
私たちは、最終的に生き残ったものだけを考え、他の生き残ることができなかったものは無視をする傾向がある
例:グレッグはアリスに彼女の財布販売のビジネスは、ファッション業界で成功した企業が同じ戦略を使っていたため、きっとうまくいくと伝えた (同じ戦略を使って他の10企業が失敗した事実があるにも関わらず)
38. Tachypsychia
私たちの時間に対する感覚は、トラウマや薬物の使用、また身体的な活動によって影響を受ける
例:車が私にぶつかる直前、時間が遅くなった(ように感じた)
39. Law of Triviality (Bike-Shedding)
私たちは、より複雑な問題を避けつつ、些細な問題に対してより重きを置く傾向がある
例:ホームレスをどのように助けるかを考えるよりも、地元の政府は自転車用の道と置き場について議論の時間を割いた
40. Zeigarnik Effect
私たちは完了したタスクよりも未完了のタスクを覚えている
例:グレッグはタスクリスト全てを完了するまで、(たとえいくつかタスクを完了していたとしても)まだ何も終えることができていないと罪悪感を覚えていた
最後に
32. Framing Effectはまさにマスメディアによって私たちが大きく影響を受けているものですよね。発信者の思う良し悪しに振り回されるのではなくて、自分の軸をもって判断ができるようになりたいものです。
35. Authority Biasは、私が社会人として働いていた際に日々感じていたことです。恐らく同じような経験を持たれている方もたくさんいるのではないでしょうか。
次の記事ではまた新たに10個の認知バイアスを紹介したいと思います。(次が最後の10個ですね)
今日は以上です。
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