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マインドフルネスについて知っておくべき8つのこと(最新版)

厚生労働省のHPより抜粋。

マインドフルネスに基づく実践技法は、不安抑うつに有用である可能性があります。全く治療をしないよりはましであり、認知行動療法などの確立されたエビデンス(科学的根拠)に基づく治療と同程度に役立つ可能性があります。

瞑想やマインドフルネスが痛みに与える効果を検証した研究では、さまざまな結果が得られています。慢性疼痛に対する有益な効果に関するエビデンスは、急性疼痛に対する効果に関するエビデンスよりも優れています。

マインドフルネス瞑想の実践技法は、不眠を減らし睡眠の質の向上に有用である可能性があります。その効果は、認知行動療法や運動療法と同等であるとされています。

瞑想やマインドフルネスが心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder:PTSD)の症状を軽減する可能性があります。退役軍人を対象としたある研究では、瞑想は、PTSDの治療法として広く受け入れられている長期暴露療法と同等に有用であったとしています。

マインドフルネスに基づく実践技法は、物質使用障害からの回復に役立つ可能性があります。これらの実践技法は、欲求の引き金となる思考や感情への気づきを高め、その欲求に対する自動的な反応を減らす方法を学ぶのを助けるために使用されています。

マインドフルネスに基づくアプローチは、がん患者のメンタルヘルスを改善する可能性があります。研究対象者の多くは乳がんの女性であり、他のグループでは効果が異なる可能性があります。

瞑想やマインドフルネスプログラムは、体重減少や食行動の管理に有用である可能性が研究により示唆されています。特に、フォーマルな瞑想(集中して行う瞑想)やマインドフルネスの実践技法と、インフォーマルなマインドフルネス・エクササイズ(何かをしながら行う瞑想:生活瞑想)を組み合わせたプログラムが有望と思われます。

瞑想やマインドフルネスの実践技法は、通常、リスクが少ないと考えられていますが、中にはこれらの実践技法でネガティブな経験をする人もいます。6,000例以上を対象とした研究の解析では、参加者の約8%がネガティブな経験(最も多いのは不安や抑うつ)を報告しており、これは心理療法で報告されている割合とほぼ同じです。


マインドフルネスの瞑想や実践は、下手に行うと日常の中での平常心を失ったり、うつや不安が増大することがあります。

初心者や精神疾患を抱えている人、精神的に弱い人は、必ず指導者の元で取り組んでください。


プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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