ケンシロウ

営業職からマネージャーを経験するうちに体系的に学ぶことの大事さを知り、アカデミーの世界…

ケンシロウ

営業職からマネージャーを経験するうちに体系的に学ぶことの大事さを知り、アカデミーの世界を知りたくて大学院へ。現在は研修のプロフェッショナルとしてアカデミーと実業を行ったり来たりして奮闘しています。

最近の記事

技術経営(MOT)って何?

MOTについて斜め読みしている。 技術や商品に関する戦略的・組織的なマ ネジメントにより、製造企業の付加価値創造を最大化することらしい。 不確実性の時代に商品の差別化だけでなく、組織の力の差別化も必要らしい。また、どのような組織が望ましいのか?は企 業の競争環境や戦略によって異なるらしい。 らしい、らしいらしい。 主に製造業態に関することが述べられている。その中でもエフチュチュエーションの理論が述べられていた点に興味を惹かれた。 アントレプレナーシップも重要と言っている

    • 取り締まられ役

      コーポレートガバナンスの話。 社長って暴走するそうです。 暴走とまではいかなくともひとりの社長の経営手腕によって伸び、次世代へ引き継ぐとき、そのカリスマ性ゆえに創業社長から次期社長へバトンタッチが上手くいかない事例は多々あります。 次世代の育成と考えられますが、そればかりではないようです。 人の育成もそうですが、しくみが重要だそうです。 かの徳川幕府の歴々の将軍。いずれも抜群のマネジメント手腕を発揮していたのでしょうか? いえいえ、256年におよぶ徳川幕府存続は、その優

      • わからなかったKPIの使い方

        KPIという言葉を簡単に使っていた。 どうも行動目標と成果目標があるらしい。 KGIやOKRという言葉もある。 KGIは、企業の経営戦略などを達成するうえで何をもってゴールとするかの指標だという。 OKRは、プロセスをチームで共有したり「見える可」したりするフレームワークだという。 言葉の訳は枝葉末節だけども、使い方はきっちりと自分なりに理解していないといけなと思う。

        • 1on1での失敗

          1on1で部下との対話。 何のために対話をするの? チームの環境を良くするため・部下との風通しを良くしたいからでした。 でも気が付くとついつい持論を押し付けていた。・・・でなければいけない論を押し付けていました。 相手の考えを聞き、直面している問題や潜在的な課題を聞き出すことが1on1という手段を用いることでした。問題が出てくると私はこう解決したよ、こうしたら良いよ・・・・・。私の押し付けでした。ついつい持論を展開していました。 部下の成長機会を奪ってしまった。 主体性

        技術経営(MOT)って何?

          正義ってなんだ?

          この前、ガバナンスについてある話があった。 「企業において正義が行われる時に重要なのは、公正性や倫理観を持った行動ができるかどうかです。」 ん、  何だか腑に落ちない。 「先生!何だか違和感があります!」 先生のお答え:「今、言った正義とは世間一般で言われる正義とは違った学術用語としてとらえてくださいね。私たちが正義として一般的に使うのは個人的に持つ良心や、社会の価値観が含まれますからね。」 同じ言葉でも、アカデミーの世界と実業の世界では、微妙に違った意味があるらしい。

          正義ってなんだ?

          製品について深く考える

          あなたのその商品は、便益の束です。 byコトラー先生 商品が提供する機能や手段ではなく”価値”をマーケターは考えないといけないらしい。お客様にとっての価値(便益)とは? たとえば、東京ー大阪の移動。東京から新大阪もしくは羽田から伊丹。新幹線と飛行機は手段は違うが便益を考えると競合になる。 次に束ってどういうことだろう。 例えばスマホ。スマホの機能は通信手段だけどコミック誌は競合にならないのかな?いえいえ立派な競合です。加えてゲーム機もですね。 私のこの商品は、どんな価

          製品について深く考える

          売り切ったのに・・・チャンスロス

          私は頑張った。 デパート催事〇〇物産展で100個の弁当を初日のお昼前に完売! 場所の選定から仕入れ手配、売り場のレイアウト・人の手配。ここ1か月満足に休みも取らず打ち込んだ。 部長から褒められた。「よくやってくれたね。」 「あえて君の成長ために言うんだが、150個弁当があったらどうなっていた?」・・・・・たぶん完売していたと思う。返す言葉もなかった。もっと利益をあげられていた。 チャンスロス(機会損失) 売り切れずに在庫を抱えると同じくらい管理会計の世界では罪深いことなん

          売り切ったのに・・・チャンスロス

          知らなかった言葉「MMT理論」

          どうも政府が国債を発行する際の「ど借金経営じゃん」という方々を説得する時に使うらしい。「Modern Monetary Theory」現代貨幣理論。 適切な国債発行を続けることで、需要が拡大し望ましい程度のインフレに導けるという理論的帰結に結びつく。ここで、租税と債券発行を調節することで、通貨価値と物価を適度に調整できるという説である。 実は日本では、財政法上では原則この”政府がお札を刷る”ことは禁止されている。この原則がくせもの。特例によって認めている。 日本は巨額の

          知らなかった言葉「MMT理論」

          MBAが会社を滅ぼす

          何とも衝撃的!もう17年以上前にミンツバーグ先生が書かれた本のタイトル。石山恒貴先生から久々にこのタイトルを聞いた。 ・業績不振の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者比率は90% ・業績好調の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者比率は55% 帯に書かれている言葉。 本書はMBA教育そのものが、いけないと言うのではない。そのプロセスに疑問があると言っている。 ケーススタディを分解し理論立てて再構築する。ここがこうで上手くいった。失敗した。 わずか数ページの資料をもとに成

          MBAが会社を滅ぼす

          クリティカルに考えるということ

           一般的にクリティカルに考えるとは、批判的に接することと言われていますが、論文や講演や考え方を接したときに感情に左右されないことが大事です。 情報を収集し、分析し、検証することで、客観的かつ論理的な判断を下すことです。  事実や根拠に基づいて判断をする。そして自己批判的であることも大切で、自分の考えを疑い、他の視点から物事を見ることが必要です。 また、常に相手に敬意をもつことも大事で、そのうえで疑問を持ち、自分自身や他人が提示する情報に対し真摯に向き合わないと生産的な議論は生

          クリティカルに考えるということ

          課題はどこ?(組織行動の観点から)

          新進気鋭のある営業支店長Aさんの降格人事が出た。 支店内で一時期にZ世代3名の退職者を出してしまった責任を取らされたのだ。 Aさん曰く「研修で学んだ自分の役割を果たそうと必死にやってきた。メンバーにも自分の役割をわかってほしかった。」 Aさんの視点で見るとメンバーの役割を教える中で軋轢が出てしまったという。いわゆる経験学習的な体育会系の指導だった。 軋轢はきのうきょう始まったものではなかった。事業部長にも相談したが、支店運営は支店長の責任なので仕方ないと。 マクロの視点で

          課題はどこ?(組織行動の観点から)

          3000万円のとらえかた

          先日、1年ぶりに某会社の社長さんから電話があった。 何でも、出産育児というイベントだったと。こどもが保育園にあずけられるようになったら新規事業を立ち上げるんだと。 新進気鋭の女性起業家だ!3000万円ほどの資金調達して事業を開始するらしい。 投資か融資かわからんけども、3000万を集められる。そして自分のやり遂げたいことを社会に事業として立ち上げる。言葉で言うのは簡単だが、なみの意思ではない。 別の社長は言った。今ある事業が負債が大きく終わりそうだ。だが新規事業をやれば立ち

          3000万円のとらえかた

          あなたにとっての経営学の活かし方

          ・新たな部署に慣れてきたけど、足踏み状態だな。 ・プロジェクトリーダーになったけど、どうやってすすめようか。 ・ぜったい売れると思った商品が売れない。 ・新たな事業へ参入しようと思うけど大丈夫か。 ・会議で横文字連呼!どういう意味。 コミュニケーション研修などをやっているとこの人は「自然にできているじゃん」と思うことがあります。 そうです!自然にできる方も多くいらっしゃいます。経営だってそうです。 ですけどね、、、、、 わたしは、多くの疑問点がありました。 経営学は概ね1

          あなたにとっての経営学の活かし方

          大人になって学ぶということ

          小・中・高校で学ぶことは、「いつか、どこかで、ひょっとしたら」役に立つかもしれないことです。教科書から学びます。 大人になって学ぶことは、「今、あるいは近い将来にこの場で必ず役立てたい」ことです。経験から学びます。 この研修を受けないと昇進できないからなぁ。 これは、こどもの学びの延長なんです。受けるあなたの責任ではありません。そう思わせた研修内容・講師の責任です。 学校で学ぶ評価は、テストの結果です。 大人が学ぶ評価は、行動が変わり業績が上がることです。 研修講師をや

          大人になって学ぶということ

          漫才は掛け合ってこそおもろい(続SWOT)

          SWOT分析の続き。 わたし、間違ってました。 ケンシロウ家のSWOT分析。あるべき姿は、10年後子供たちは進学し家を購入、車もワンボックスにして幸せな家庭、重役におさまり仕事も充実。 現状は?お金ない・仕事は楽しい・会社も伸びてる・物価高・おくさんヒマ・友達たくさん・・・・・・。 え~と、これはわたしの強みでこれは弱み。これは機会でこれは脅威。 やった!!!SWOT分析できた。・・・・・・・・確かに。 間違いはここで終わっていたこと。出てきた要因を掛け合わせてこれから

          漫才は掛け合ってこそおもろい(続SWOT)

          されど戦略 SWOT分析

          知ってて良かった!ある社長さんの言葉です。 仕事を進めるうえで散々やらされていたSWOT分析。経験の中からうまくいくこともあるし、失敗もする。時々行き詰まることがある。営業成績が伸びない。あいつの部署とこいつの部署がしっくりきていない。 こんな時に頭の整理とできることを考える方策。 会社で、組織で、仲間と、家族で利用できるぞ。 やってみる価値あり! (37) 知ってて当たり前?!SWOT分析の基礎の基礎【経営戦略1(3/4)】 - YouTube

          されど戦略 SWOT分析