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『突き放す言い方』で読み手に考えさせる文章の書き方


はじめに

私の投稿にコメントをくださる方々、いつもありがとうございます!
先日頂いたコメントに新たな気付きをいただけました。
その気づきとは、『歯に衣着せぬ言葉』を使うのも、伝える手段としてとても有効になるというものです。
今回は、あえて『突き放す』言葉を使って読者に考えさせる文章の書き方について書いてみました。

断定を避ける

読み手に考えさせるためには、断定的な物言いを避けることが大切ではないでしょうか?『〜するべきだ』『〜に違いない』など、書き手の意見を押し付けるような表現をせず、読者に問いを投げかけてみるといいかもしれません。

例えば、『〜ではないだろうか』『〜とは思いませんか?』など、可能性を示唆する言い方を使うことで、読み手に問いを投げかけることができます。断定を避け、読者に自分なりの答えを考えてもらうようにします。

反語を使う

反語は、表面的には反対のことを言いながらも、実際には真意を伝える表現方法です。

例えば、『こんなことは誰でもできるだろう』と敢えて言うことで、実はその行為の難しさを強調したり、『私には関係ないことだ』と言って、読者に実は自分も無関係ではいられない問題であることを示したりできます。

反語を使うことで、読み手は文章の真意を汲み取ろうと考え始めます。書き手の真意を探ることで、読み手は能動的に文章と向き合うようになるのではないでしょうか?。

比喩を用いる

比喩は、抽象的な概念を具体的なイメージで表現する方法です。

『人生は旅のようなものだ』『時間は河のように流れる』など、比喩を使うことで、読者は自分なりのイメージを膨らませることができます。
イメージを沸かせる文章ってとても大事だと私は考えています。
その文書を読んだだけで、情景が浮かぶ文章って素敵ですよね?

比喩によって喚起されたイメージは、読者の心に深く刻まれ、長く記憶に残ると私は考えています。さらに、そのイメージと読者の経験を重ね合わせながら、文章の意味を考えるようになってもらえたら書き手としては幸せなことではないでしょうか?

問いかけを使う

先程も少し言いましたが、読者に問い懸けてみるのも一つの方法だと思います。

『あなたならどうするだろうか』『この問題の解決策は何だろう』など、直接問いかける表現を使うことで、読者は自分ごととして文章と向き合うようになると思いませんか?

自分なりの答えを考えることで、読者は文章の内容をより深く理解し、新しい気づきを得ることができると私は考えています。
実際、私がそうなので。

結論を急がない

これは、使い方が難しいかもしれません。
わかりやすい文章としては、結論から先に伝えた方がいいこともあるので・・・
しかし、読者の思考を促したいときは、結論を敢えて保留してみるのもいいかもしれませんね。

また、文章の最後に、『さて、どうだろうか』『答えは読者に委ねたい』などの表現を使うことで、読者は自分なりの結論を導き出そうとするでしょう。
しかし、この場合、書き手の『結論』もしっかり明示したほうが、より読者も『考察が捗るのでは?』と個人的には考えます。

おわりに

『突き放す』言い方で読者に考えさせる文章を伝える方法について、今回は私なりに考えてみました。

このような文章は、読者に能動的に考えてもらうことで、深い理解と新しい気づきを与えることができると思います。
読み手の心に火をつけ、自発的な思考を促す文章を目指してみたいものです!

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