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食を生業にしているのに、食べるノルマに追われてる。コンプレックスをコンテンツ化してみた。

ラジオ番組をリニューアルしました。遊びで適当につくった『(旧)みねちゃんねる』をちゃんと番組化することにしました。新タイトルは、『はらぺこ散歩。- Walk with Mineko Koyama -』です。

リニューアルといっても、これまでと配信内容に変わりはないのですが、心機一転です。

“食を生業にしているのに少食である。”というコンプレックスをいっそ、コンテンツにしてみることにしました。

考えごとや創作に集中しすぎて、ごはんを食べ損ねるということが結構コンプレックス。本当は家庭的な人の方が食の仕事をする上での信頼感があるのではないか....と、三日に一回くらいは凹みます。

が.....タイミングよく食べないと、どうしても“食べるノルマ”に追われてしまうのです。


おまけに、このまま行くと、独りで生きていくことになるだろうというプレッシャーが、“料理”という『生活に根づいた分野』に従事する上での更なるコンプレックスにもなっているのです(笑)

ならば、それをまるっとコンテンツ化して誰かの役に立てば、コンプレックスを成仏させられるのではないかと思ったのです。

そもそも自分の声すら嫌いだった

そもそも音声配信を始めたのは、友人との何気ない遊びからでした。

わたしの友人の一人に、おばあちゃんになる練習をしている人がいます。彼女の言い分は、こうです。

将来、おばあちゃんになった時、若い頃と同じくらいに動けないことに絶望するはずなんだよ。だから、おばあちゃんになっても愉しめるように、動かなくてもできる趣味とか生き方を試してさ。おばあちゃんになる練習をしてるわけよ。

某友人の名言

そのうちの一つが、動かなくてもできる音声配信(stand.fm)でした。

そんな話をコーヒーショップのタリーズでzoom越しにしていたのですが、「ミネコシ、ラジオ絶対向いてると思うよ!」と言ってstandfmという音声配信アプリの使い方を教えてもらったのです。

とはいえ、もともと、わたしは自分の声が大嫌い。アニメ系のなよなよした声なので…

小さな子ども頃から、各学年ごとに必ず、声真似をされてきました。良くも悪くもイジられキャラに徹すると、正直、もうウンザリしちゃうじゃないですか。笑

もっとハスキーボイスだったらイジられずに済んだのに…何度そう思って喉風邪を願ったか。

自分の声を発するのも、跳ね返ってくるのもストレスでしかなかったので、電話もオンラインミーティングも最初は嫌で嫌で仕方ありませんでした。

嫌すぎて、アロマディフューザーを焚かなければzoomの参加ボタンを押せなかったし、外へ出て歩きながらでなければ電話もできませんでした。(家族と以外)

昔から堂々と話す人にはめっぽう憧れていた


それほどまでに、自分の声は大嫌いでしたが、堂々と人前でお話しができる人への憧れは強いのです。様々なセミナーやイベント、プライベートでも、やっぱり堂々とモノを言う方々への尊敬と憧れは止まなかったのです。

それは昔からのことですが、その勇気がないから、ブログを書いたり、ZINE(自主制作マガジン)や料理で頭の中の声をアウトプットし続けました。

それがいつしか、「もっと話したい。」という欲が出てきたのか、ブログだけでは我慢できなくなってきて、フードアーティストとして、お話しをしながらライブペインティングのように料理をつくる人になったのです。


下手だったから愚直に練習


始めて、自分で集客をしてフードアートを提供したとき、この料理の提供方法は、なんて面白いんだろうと思いました。(自画自賛)

お客様も喜んでくださったのですが、わたし自身、とてもとても楽しかったのです!

でも…緊張で手震えるし、涙目になるし、冷や汗もかくし、滑舌は悪いし話す順序もボロボロ。何言ってるか自分でもよくわかりませんでした。

2017年5月、cinemanma初期時代。まだ緊張で顔は強張っているし、エプロン姿もだらしない。そして、ちょっと、ふっくらしていますね(笑)


全然上手く話せてないことが悔しくて、「話す練習をしよう!」と、某料理教室で講師を始めたのです。

料理教室のお仕事は、もちろん、お金を稼ぐためでもありましたが、それ以上に「話し方とコミュ力を鍛える」という目的がありました。

2019年11月、コロナ直前に始めて、2023年1月現在まで続けています。

そして、現在に至る


その甲斐あってか、話すことへのコンプレックスは随分と解消されました。

おかげで、わたしのフードアートは、話を聴いていただくことがメインの体験価値にもなっています。

さらに、全国各地の仲間たちと四六時中、オンラインで話ながら、複業の作戦会議ができるようにもなりました。

まずは、タリーズで収録ボタンを押してみた


そうして、声のコンプレックスを乗り越えた昨年4月、例のおばあちゃんの練習をしているという話にたどり着いたわけです。

料理教室の合間に、タリーズでiPad越しに話をしていると、stand.fmのリンクが送られてきました。

stand.fmは、オンライン上でコラボ収録ができるのです。アカウントを持っている人同士であれば、共有されたリンクをタップするだけで、収録ができるのです。

非公開にしておけば、自分たちだけのお喋り実録にもできるし、限定公開して、他の仲間に作戦会議の内容を共有することもできます。

ラジオ配信に興味はあるけど、いきなり独りで話すのは怖いから、おばあちゃんの練習をしている友人とタリーズで、電話代わりに話をしたのが最初の一歩でした。

オンラインミーティングやstand.fmを使った友人達とのお喋りを経て、いつしか独り語りのラジオ配信ができるようになったのです!成長したなぁ。

ラジオだって、最初は下手くそでした。とにかく配信になれることが目標だったので、それでも良いのです。

すぐに飽きると思ったけれど、いつの間にか習慣になってきたし、聴いてくれる方も増えてきたので、またアップデートを試みることにしました。


どうせなら、コンプレックスを成仏させよう


そうして、新たなコンプレックスを成仏させる作戦が、ラジオ番組のリニューアルの経緯です。

こちらのラジオ番組は、noteマガジンと連動したコンテンツになっています。ラジオでお話した内容は、noteにて文章と写真で振り返ることができるようにしています。

良かったら、noteをご覧のあなたもライフスタイルに合ったツールでお愉しみください。


ちなみに、番組リニューアルに伴い、各種Podcastアプリからもご視聴いただけるようにしました。

【対応アプリ】stand.fm/ Spotify/ Apple podcasts/ Google podcasts/ Amazon music

良かったら、あなたのお散歩のお供に連れていってくださいね。

番組へのご質問、ご感想、ネタ提供、お待ちしております。noteのコメント、InstagramのDMまたは、stand.fm内レターからどうぞ。


『はらぺこ散歩。- Walk with Mineko Koyama』について


ちなみに、この写真、実はヤサグレて不機嫌でどうしようもなく嫌嫌期の泣きっ面後。
  • 配信頻度:お散歩状況による。

  • チャンネル説明

食を生業にしているくせに、自身は三度の食事よりも考えごとに没頭し、答えを探してお散歩に出かけてしまうフードアーティスト小山嶺子(こやまみねこ)が、お散歩を経て気づいた料理やアート、人生の学びをお話します。あなたのお散歩のお供にどうぞ。


あなたもきっと、そのコンプレックスは、成仏させられるはず。


Live, Love, Laugh, and Be…HAPPY.
2023.01.22
Mineko Koyama


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