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読んで実際に役立った「文章の書き方本」おすすめ5冊【2021】

2021年は、自然に「勉強したい」という欲が湧いてくる年でした。
ライティングに関することも、もっと勉強したいという熱意が湧いてきたので、文章の書き方や、思考、話し方などのHOWTO本を10作くらい読みました。
どの本を読んでも、最低1つくらいの学びはあったのですが、その中でも特に読んで良かったと思えて、さらに実践で役にたったなぁと感謝している本を5冊ご紹介します。

『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健 

数年前からのベストセラーですが、2021年の1月に読みました。
直接的には文章の書き方の本ではなく、マインドの本なのですが、自分の持つべきマインドについて、直視させてくれて、考え方をガラリと変化させてくれたので、とても感謝しています。
マインドは、文章に反映してしまうので、この本を読む前と後では、明らかに自分の文章が変わっています。
この本を読んでいると、自分の承認欲求が強い理由について、「あーなるほど……」とわかりすぎるくらい理解できてしまい、この歳になってようやく精神を落ち着かせることができたのかなと思っています。
「哲学を勉強したい」という以前からの勉強欲も刺激してくれました。

オーディブルでは、音声で聞くことができるので、散歩しながらトータル3回は聞き返していました。
ちなみに、1回6時間59分あります。
でも、歩きながら聞いているとあっという間でした。
ところどころ、「あ、それ、まさに私のことです」と、恥ずかしくなる部分もあり、アドラー心理学の考え方は、まさに自分の知るべき考え方でした。
すべての考え方に心酔するのではなく、自分に必要だと感じる部分だけを取り入れてみると、わたしにはいい影響がありました。
承認欲求が強い人、自分は損をしていると感じている人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
オーディブルは、ながら聞きができるので愛用しています。


『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健 

『嫌われる勇気』の文章が、ものすごく理解しやすく書かれていたので、著者の古賀史健 さんに興味を持ちました。
古賀さんの書籍を探して出会ったのが、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』です。
この本に出会えて、本当によかったと思える本でした。
文章術の本は、トータル20冊くらいは読んでいるのですが、この本に知りたいことがすべて書いてありました。
最初から出会っていれば、もっとスムーズに文章を構成できるようになっていたかもしれないとすら思いました。
3ヶ月に1度くらいは読み返したい、ライターにとってのバイブルです。

2021年には、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の内容を発展させたような『取材・執筆・推敲――書く人の教科書』が出版されて、こちらも読ませていただいたのですが、個人的には『20歳の自分に受けさせたい文章講義』だけでも、十分勉強になりました。


『10倍速く書ける 超スピード文章術』上阪徹

文章を書くのがとにかく遅いのが悩みでした。
なんとか速く書く方法はないかと、いろいろと読んだのですが、この本を読んで「なぜ遅いのか」の理由がわかりました。
著者の上坂徹さんのプロフェッショナルな執筆方法は、とても参考になりました。
文章を書くには、「素材」を集めることが重要です。
書くのが遅いというのは、素材がちゃんと集まっていないからということにこの本を読んで気づきました。
素材は、読者のために必要な情報とイコールだということも勉強になりました。
この本を読んで書いたメモは、書けなくなったときに読み返しています。


『「9マス」で 悩まず書ける文章術』 山口 拓朗

ライターのみならず、仕事で使うメールや、SNSなどで文章を書く際に、「書けない」とお悩みの方におすすめの本です。
9マスというツールを使って、自分の思考を整理して、書きたいことを見つけていくという手法が実用的でした。
9マスの情報を使用して、テンプレートに沿って書けば、だれでもある程度の文章を完成できるというシステムも構築されています。
読んだ当初は、9マスを積極的に使用していましたが、今では使わなくても頭の中をある程度整理できるようになりました。

『売れる文章術』中野 巧

映画やドラマを紹介する記事を書いてはいるのですが、セールスライティングの手法で文章を書いたことがなかったので、勉強してみようと選んだ本です。
自分を売り込むということも苦手なので、売り込む際の文章の書き方も学べました。
営業という視点での文章の書き方の基礎を学べる本だと思います。
イベントや講座の告知をする時の集客ライティングにも役立ちます。

エンパシーチャートというのがあって、そこに必要な要素を書き込むとセールスライティングができるという手法も、なるほどと思いました。

以上の5冊は、ライティングする際に良い影響を与えてくれた本でした。たまに読み返していきたと思っています。

どの本もベストセラーなので、やはり売れてる本にはユーザーが知りたいノウハウがつまっているということなのですね。

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