資本主義に考えること
【資本主義】には関心がある。
それは、資本主義というまさに、その歴史の中に自分が生きてるっていう感覚があるから。
抽象的ですごく大きくて遠くにありそうなコトバだけど、でもわたしはそのルールの中に生きて生活してる。
いままでの人生で資本主義について思ういくつかのターニングポイントがあったので、忘れないうちにそれを書き留めたいと思う。
①はじめて気づいてしまった22歳就活時
あれ?いまの社会ってどうなってんの?わたしどんな会社で働きたいの?って思ったのが、22歳のとき。
就活から逃げて1年休学してアメリカとフィリピンに少しいた。
それから帰ってきて、少しして、就活の時期になった。
もう逃げられないし、働きたい気持ちはあるから、ちゃんと自分がいいなと思うところで働きたい!って思ってた。
どんなことしたい?どんなところで働きたい?って考えた。
そこで考えた。
例えば、例えば、自動車作る会社だとするじゃん。
でもよく、「若者の自動車離れ」とかいうじゃん。
実際、自分も車とかいらないし、東京に住んでたらなおさらいらないよな。
えっ。でももしも、車の会社で働くってなったらそんなん困るじゃんね。
車売れなかったらお給料もボーナスももらえないし。
でも、もうみんな溢れるように持ってるんだからそんな作る必要ないし、ほどほどでいいし、どうせ売れないよね。
えっ。でもそしたら会社潰れるじゃん。
みたいなことを、延々と考えて、
いまってモノ溢れてるのに、違うものを新しく作って売らなければならないの?ってなって思考停止して就活終了した。笑
②やっぱりなと確信した23歳春
そんなこと気づいちゃってから、思考停止してるし、物事をいろんな方向から見るということも、できない人間だったので
大きな会社はよくない会社だ!みたいなふうにさえ思っていた。笑
あのときはタックスヘイブンの問題とかもあってより一層、「大企業はそういうことしてんだ」って決めつけていたのも大きいかも。
それから、23歳になる前、ちょうど、大学卒業するときに確信になるブログを見つけてしまった。
僕がアクセンチュアを辞めた理由というブログ記事がバズっていて、フェイスブックでシェアされていたそれを読んだ。
その内容は、アクセンチュアに12年務めていたけれど、さまざまな違和感から会社を辞めて、オルタナティブな生き方をしていきたい。という方のブログだった。
そこでわたしは思った。やっぱり資本主義とか、お金主義だから、今の社会はだめなんだって。こうやって思う人が正常なんだろな。
そのブログを読んで確信した。
③心のかるくなった24歳冬
それからもやっぱり、資本主義はおかしいって思ってた。
でもそれは自分が考えてるだけで、自分の妄想なのかなとさえ思ってた。
だって、大人はみんなそれに対してなにも考えていないように見えたから。
24歳の冬に、本当にたまたまYouTubeで高坂勝さんの講演を発見して、深夜の2,3時まで食い入るように見た。
ああ、すごい。この人、わたしのおかしいって思ってたことをちゃんと言語化してくれてる。わたしが思ってたことってやっぱりおかしいことなんだってすごいうれしかった。本当にうれしかった。心がすっとかるくなった。
(しかも、お酒飲みながら、あの特徴的なゆるさが、またより一層いいなと思った。笑
京都に行く前にたまつきでハグしてくれたときのことは忘れられない。高坂さん、会いたいーーーー)
④感覚じゃなくて、ちゃんと言語化してくれる大人を知った25歳
高坂さんを知ってから、里山資本主義の藻谷さんの本よんだり、動画見たりした。
あと水野さんの本とか読んだり、
あと、めちゃよかったのはNHKのマネーフォワード。
これもよかったなー。
それまでは、なんとなく、感覚的におかしいなって思ってたけど、それは感覚的なものではなかったんだと思うようになった。
⑤それでもルールの中で働くと決めた25歳
資本主義の違和感を持って、知って、それでもわたしはそこのルールの中で生きることにした。
それは、そこを通らずして生きることは無理だと思ったし、そこに生きる恩恵はそれなりに受けてるし、その中でも楽しいことはあると思ったから。
また、より多くの情報に触れるようになって、そこでもいい感じに生きていく方法はあると思ったから。
NPOとかNGOとかも探してはいたけど、でも、なんとなく違うなって思って、いまの会社を見つけて京都にきた。
⑥答えはわからないから考え続けようと思ういま
資本主義を考えるようになってから6,7年たつけど、まだそこに対する答えはわからないし、これからも答えは見つかるものではないと思ってる。
その答えは時代によって変わり続けるし、ずっとずっと考え続ける、哲学みたいなものだとさえ思ってきた。
でも、6,7年より前よりも確実に社会は変わってきていて、それに気づきはじめた人たちは格段に増えたと思ってる。
だからこれからも、その答えのない問いについて、考え続けたい。
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