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修行に行ってまいります!

自由な時代になった。

 我慢しなくていい。嫌なことはしなくていい。どんな生き方も尊重される時代だ。

 働き方も自由になった。結婚しなくても後ろ指を指されることがない。高学歴社会も終わり、生涯1つの会社に永久就職する時代はとっくの昔に「古い生き方」と言われるようになった。

 「不登校」だと言ってもたいして注目を浴びなくなりつつあり、「ひきこもり」も長い人生1度や2度そんな時期が誰にでもあるかのごとく、人間のライフサイクルに組み込まれる勢いだ。「思春期」と同じ扱いになる日が来るかもしれない。

 自由に生きることと人間の幸福度が比例していけばいいのだが、どうやらそうでもないらしい。

 自由な時代になればなるほど生きづらくなっていっているように思う。

 人間は人間としてこの世に生まれた限り、どんな時代でどんな価値観になっても、不変の真理があるようだ。

 昔は自由より飢えを凌ぐことに必死になり、お腹いっぱいたらふく食べることこそが究極の幸せだと思っていた時代がある。

 食べることができたらそれだけで幸せだったのだ。今考えたら、「はっ?何それ?食べられたら幸せなんて…」と驚く。

 自由に生きることができる分、決して幸せになった訳ではない。何でも自由に選択ができる分迷ったり他社と比べたりしてどう生きていいか分からなくなっている。

 食べることができるだけで幸せだった時代には、到底なかった精神の病気がたくさん作られた。「メンヘラ」なんて言葉はその典型例だ。

 こんな時代だからこそ修行が必要だと思った。

生きるための修行。幸せを感じられるようになる修行。

禅僧は、朝起きてから寝るまで厳しい修行をすることでお悟りを開き、立派な僧侶になっていったそうですが、私の修行は僧侶のような厳しい修行ではありませんが、生活の原点に立ち返り、正しい考え方(思考)ができるようになる為の修行をします。

 私の修行

①いつか死ぬことを自覚し、時間は無限にあるわけではないことを知る

②欲望の虜にならない

③自分本位で考えない

④近い人との境界線をはっきりとひく

⑤自分の機嫌を自分でコントロールする

⑥自己肯定感を高くする

⑦他人の物や時間をとらない

⑧借り物の身体を大切に扱う

⑨よく学ぶ

⑩思いっきり人生を謳歌する

成熟した人間になる為に、目標を明確にして1日を無駄にしないように修行します。

「死ぬその瞬間」から逆算することで必要なこととそうでないことが見えてくる。

本当の幸せと自由を手に入れる為に。



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