minori

フィンランドの首都ヘルシンキで、書いたり演技したりして暮らしてます。その前はフランスに住んでいました。またどこか違う国に行く可能性あり。4月29日よりフランス〜スペイン巡礼の旅に出て、800km歩いてきます!
固定されたノート

森が呼んでいる(4)失敗上手は練習上手

星の数だけ失敗してきた。

友達との付き合い方、学業、恋愛、言葉の選び方から、ファッション、髪型、仕事の仕方、旅先でのドジ、お金の使い方などなど、関わるものすべてにおいて失敗をしてきた気がする。例を挙げたらキリがないし、その中の一つ一つを思い出そうとしただけで、穴があったら入り込んでそのまま地球の終わりが来るまで冬眠していたいほど恥ずかしくなるし、時々フラッシュバックで失敗の思い出が頭の中に蘇るた

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森が呼んでいる(3)フィンランドの長い冬をたくましく生き抜く方法

フィンランドの冬は長い。
短い夏が終わりを告げる8月中旬から、突然日が短くなり、肌寒くなるのを感じる。きらきらと眩しい太陽が射し、草も花も木も雲も虫も穏やかに笑って生命の素晴らしさを讃えていた夏はあっという間に、そのほほ笑みでわたしたちの身体をくすぐりながら風のように駆け抜けていってしまう。

フィンランドの秋は、ほぼ冬。というか秋と冬の境目がわかりにくく、連続性を持っている。現地の人でさえ、いつ

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森が呼んでいる(2)MOZOのムーミンバックパック

前回の『森が呼んでいる(1)』でフィンランドの森でのきのこ狩りについて触れたが、森に持って行くものをすべて入れられて、てくてく長い距離を歩く身体にぴったりとフィットし、肩や腰に負担がかからない、そんなピッタリなバックパックに出会ったのは先月のこと。

友人が立ち上げに関わった、フィンランドのヘルシンキに拠点を置く新しいブランド、Mozoのバックパック。「光と暗闇」「自由と冒険」をテーマにデザインさ

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森が呼んでいる(1)

フィンランドは森と湖の国と呼ばれる。湖の数は18万とも言われるし(定義も数を調べる手順もないために、正確には数えられないらしい)、国土に対する森林面積は世界一位、73%が森林に覆われている(ちなみに世界の平均は30%)。

人々の暮らしの中で森は身近な存在だ。特に夏は揃いも揃って湖畔や海辺のサマーコテージへ行き、森の中での散歩を楽しむ。首都のヘルシンキにも森はある。気が向いたらトラムやバスで簡単に

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憧れなんて抱かない 自分の未来に繋げたいだけ

「憧れの女性は誰ですか?」という質問を受けることがある。

実はいつも答えに困っていた。どうも、「憧れ」という概念についてしっくりこないようだ。

子どもの頃、母は時折、ある女優やモデルがテレビに映るたびに「若い頃この人に憧れてたのよ」「彼女みたいになりたくてねぇ」と言った。今でもよく聞く。幼いわたしは、そのたびに不思議な気持ちになった。どうして、自分以外の誰か、しかも会ったことのない人に「憧れ」

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