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動物も人も、生きられる地球に

写真のクロサイを始め、今地球上にいるサイ5種は、全てが絶滅危惧種。
その大きな要因が、密猟だ。
薬や装飾品として非常に高値で売買される。なお、薬効については、医学的な根拠はない。

サイの角は、シカとは異なり生えかわらない。だから、角を手に入れるために、殺す。


クロサイが生息するタンザニアのンゴロンゴロ保全地域では、24時間体制で密猟を防ぐためのパトロールが行われている。24時間見守るようになってから、密猟がゼロになったそうだ。現在の数が十数頭と記憶している。
少ないスタッフで当番をしていて、いつ回らなくなるか分からないとお話しされていた。
(以前に観たNHK「ワイルドライフ」より)

クロサイの子どもは、3歳過ぎまで母親と一緒に暮らす。
母親が死んでしまえば、その子どもも生きていけなくなってしまう。
草食動物だが、大人になればほぼ無敵のクロサイ。1回に1頭の子どもを産み、大切に育てる。


なぜ密猟されるか。
先に書いたとおり、お金になるからだ。
買う人がいるからだ。
そして、密猟に手を出してしまう人は、生活に困っている場合が多い。
見つかったらただじゃすまないのに、なぜ密猟がなくならないのか。
うまくいけば、
生き延びられるだけの生活費が手に入るからだ。

その動物だけを見ていては、解決しない。
取り巻く社会問題、貧困の問題が動物たちの命を脅かしている例は多い。

無関心ではいられない。
地球上で起こっていることは、巡りめぐって私と繋がりがあるのだから。

2023.9.5

書くにあたり、あらためて調べ直しました。


【 おまけ 】
好きになったものは、大切にする

おばらさん撮影。
2ヶ月弱の赤ちゃんとお母さん。

サイの角は、爪などと同じケラチンというたんぱく質でできています。
私たちが爪を切るように、伸びると岩や木にこすりつけて削るそうですよ。


クロサイのかわいい写真をもっと見たい方は、ひとつ前の記事をお開きいただけたらと思います。
私の撮影ではなく、おばらさん撮影のクロサイのユキちゃん、ランちゃんです。



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