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ハーチン空に舞う2034④ さわやかまりちゃん編💚💚💚💚💚

今から10年後のお話を中年の恋愛を交えて描いています。


前回のお話し↓


虚しさの裏側で


彼女の心は空しかった。



あたし、夫を立ててるつもりだったけど・・




やっくんって、ここ最近、
ほんと上から目線で威張ってない?…

昔はこんなんじゃなかったのに・・😔


グークルグラスをつけると演歌界の女王が膠原病から間質性肺炎を患って亡くなったことを知った。

煙のような彼女のボイスを懐かしく思う。
無意識に彼女の歌が口からでてきた。途中途中の歌詞がささった…

さかなはあぶったイカでいい。(マヨネーズは必要ね。)

女は無口な方がいい。(ホントにそう?もっと喋りたいのに・・)

想い出だけが 行き過ぎる(思い出もあるけど。お腹は空くの。)

涙がポロリと こぼれたら( 涙はこぼれないの。だって私泣かないってきめたから。)

歌いだすのさ 舟唄を(沖のかもめ~)

泣かないって決めたのに…



あのさ…年の差婚って
       😞

少しだけ実感するのよ。
年齢差とかそれぞれ相手にもよるのかもしれないけど…😔



‥年を重ねて・・・年を重ねるほど‥‥チョコこロネなの



結局私年上側が外のマキマキパンなのよ。

年下側が内側のチョコレートなの。

優位になってくるよね。年下が。
年上はずっとチョコクリームを守ってるのよ。乾燥しないように。カビにさらされませんように。ここから出て行きませんように…
チョコレートクリーム
を輝かせるために。
いわば外堀の脇役に徹するの。

😞😞😞😞😓😓😓😓
多分男性が年上の場合もそうじゃない?


年の差があればあるほど・・・

やっくんを両親に
紹介するとき
お母さんが言ってたけ🥺。


「はつこ、あら!やっくん 若くてイケメンね😳🩷。
はつこ9歳も年の差あるけど、年下イケメン旦那さんで…あなた心配じゃなの?」
🫢🫢🫢🫢🫢🫢🫢🫢🫢
あのときは‥‥
まだ若くて母が言ってること
気づかなかったわ。
😞😞😞😞😞😞😞😞😞
だって彼は私のこと

ハーチン
世界で一番!
大好きだ
って…


言ってから。その気持ちはずっと変わらないって信じてたの…

でも、最近、やっくんあたしのこと女として1ミリだってみてくれない。
(確かにあたしは太ったけどさ。そんなの…基礎代謝が毎年減るんだからどうしようもないのよ。)



それに結婚式の時だって誓ったはず


👴
あなたは愛を誓いますか?
👴
病める時も健やかなる時も
👴
富める時も
👴
貧しき時も
👴
喜びの時も
👴

悲しみの時も
👴
その命の続く限りって




ハーチンが思っている自分像



ハーチンは一途だった。

彼女は
生理的にも
たぶんずっと
やくまるを愛していた。

実際もっと触れたいと思っていた🩷🩷🟣🔴。

しかし、

それはいつの間にか無くなってしまっていた。




それは遠い昔10年以上前からある日を境に…

💥💥💥💥💥💨💨💨💨💥💥



はじめまして初子です。


別々の部屋で寝ると決めた日

ある夏のことだった。
やくまるは職場の同僚の送別会から
帰ってきたが
かなり酔っぱらっていてた。

いつもと違う雰囲気の彼。
🤨
そんな彼を
彼女は

優しく介抱した。
🩷


すると急にやくまるが
自分に
抱きついてきたのだった。
(やっくん!)

💥😳💥
彼女は
びっくりした。

💥
💥💥
💥💥💥

「え、ちょっと、ちょっとぉ!
どうしたのぉ。どうしたのぉ!やっくん。」

💥

💥
ハーチンは
しどろもどろに
なりながらも
💥💥💥
💥💥
💥
久しぶりに
恋人に戻った感じで

うれしかった。
🩷🤗🩷
そうこうしているうちに
やくまるの
目は据わり


👁️ 👁️
ハーチンに
突進していった。

👁️👁️👁️👁️👁️👁️👁️👁️
それは
野獣の

獲物

捕まえる

💥👁️👁️ 👁️💥👁️ 👁️👁️💥
ボム!
💨💥


二人はベッドの中に
ダイブした。
🩷🩷🩷
朝になった。

やくまるのほうはすっかり何が
何だかよく覚えていなかった。

彼は気が付くと
自分の腕に
どっしりくっついている
暖かい漬物石のような

彼女に気が付いた。

(そういえば・・・ハーチンをウデ枕したなぁ・・・😑あぁ昨日は飲みすぎた。😑酔っぱらったからなぁ😩・しかし、ずいぶんウデが痛いな。あぁ・・・肩が重いなぁ。こいつの頭…漬物石😩💦)

それから彼はぐっすり寝むる妻の頭をそっとのけた。


朝起きたら腕枕した方のウデがあがらなくなったのだった。

朝起きてイタタタとなった。😫😣😖


するとハーチンはガバ
と布団から出て目を見開いて言うのだった。

👁️‍🗨️👁️‍🗨️

まりちゃんって誰!

ねえ、まりちゃんって誰?

👁️‍🗨️👁️‍🗨️
「やっくんさぁ、昨日まりちゃん
まりちゃんって寝言言ってた!」
💥

「誰?それ!俺知らないよ!それより、
おれさあ、腕おかしいんだよ。肩痛いし…」


(あぁ、…きっと俺はずっと真理ちゃんって言ってたんだよ😞。
人知れずオレは悲しみにくれてたんだよ
😭。

真理ちゃんとおれは・・

💦💦💦

それが、真理ちゃん、あの子が寿退社だよ。

😭😭😭😭😭
オレがどんなに酒を飲んで
彼女を
忘れようとしたか
おまえにわかるか・・・
😭😭😭😭😭😭
やくまるは言えない真実を頭の中でつぶやいた。

(あ~あ~😮‍💨。)


それから、上がらなくなった腕をもとに戻してもらおうと彼は整骨院を訪れた。(整形だとレントゲン代が高くつく…そう思ったからだった。)

アアウデが痛い😣

接骨院の先生は言った。

「左腕脱臼してますね。そうとうな重圧が肩にかかったようですねぇ…
それが原因でしょう。」


やくまるは妻の頭が
漬物石のように重すぎて肩に張り付いていた
とは言えず、


「はい、昨日どうも無理して草刈りをやりすぎたみたいです。😮‍💨」




と答えた。整骨院の先生は


「草刈り機ああ、肩にかけるタイプですね…
なるほど…


それではちょっとはめていきますからね。

それでは
体の力抜いて、
息はいて。」
ボキ

グキ

彼は自分のパーツが元の位置に戻っていくのを感じた。

あ~よかった。
🤤

家に帰ってからは
彼女に

「もう、同じ部屋で寝るのは
もうやめよう」


と言ってみた。
すると、


「いやぁ!
いゃいゃぁ!
 なんでぇ!
なんで。」
💥😖💥😫💥😩



と、彼女は子どもみたいにダダをこねた。

彼は一人思っていた。


一人で寝たい


(俺は一人で寝たいんだ。
察してくれ。😓)

するとハーチンは言った。

「やっくん、
あたしが腕枕するから😰。
あたしが腕枕するから😰。
おねがい😰。
部屋を別々なんてやめて。😰」



(はーちん、
ごめん!
オレ、
一人で寝たいんだよ。
心傷ついてるんだよ
真理ちゃんいないしな。
それにお前の腕枕はおれ、
ぶよぶよはきもちいいけど、太すぎるんだよ。
🍖🍗🍖🍗🍖🍗🍖

首にフィットしないんだよ。

🍖🍗🍖🍗🍖🍗🍖🍗
それに・・今夏だろ。


お前は冷房ガンガンが好きだが、
俺は正直もっと弱めでいい。



わかるか
俺とおまえ

体感温度もちがうんだぞ!


やくまるはひそかにつぶやいた。






🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷

(まりちゃん🩷)

日向真理はとてもかわいい部下だった。
💚🥰🥰🥰💚

職場のエンジェル




やくまるは日向真理が同じ部署にはいってくると心臓がドキドキした。

その子がそこにいるだけで

🪴🪴🪴🪴🪴
とてもさわやかでそこにはミントの風が吹きわたるようだった。

🪴🪴🪴💚💚💚💚💚💚💚

まさにエンジェル🩷
彼はライトな恋に落ちた。
🥰🥰🥰🥰🥰🥰😍😍😍

そんなある日のことだった。

ある雨の夜歩いていると


いつも明るく輝く元気な彼女が


降りしきる雨の中
泣いていたのだった。



「どうしたの!」
彼は雨の中の涙目の美少女にドキドキしてしまった。




「 課、課長・・・」
彼女は涙をぬぐった。みられてはいけないところを見られてしまったのか
彼女はあせっていた。
「・・・・まりちゃん、よかったら、話きくよ。」

おもわず彼は下の名前で彼女を呼んだ。

そうよばれたのが理由なのか?
彼女の瞳から涙がほほを伝った。
声にならない声とともに、彼女は泣いた。

失恋?まりちゃんが!

あの、・・・



そして彼女は
こくりとうなずいた。


二人は横断歩道を渡り、
降りしきる雨を避け
夜の赤や青や黄色の
光の中へ消えた。


🔴🟡🟣🟢🟠
彼はさりげなく車が道路を横切るたび水しぶきで彼女が
ぬれてはいけないと、彼女の肩を抱いて引き寄せた。
彼女の肩が小さく揺れた。
🟣🟠🟢🟡🔴

(部下がほっとけない状態なんだ。部下の相談に乗るんだ💥👁️‍🗨️👁️‍🗨️💥。
これはけして悪いことではないだろう。そうだろう?)
やくまるは自分に問う。

二人は小さなバーに入った

分かったつもりの

ウンウンウン



🔴
「実は私・・」
🔴
彼女は暗い声でポツポツと話し始めた。
「彼にふられちゃったんです。」
😣
😣😣
(えー!君を振るなんてー、)

薬丸は彼女の話を
うん、
うん、
うん、

っとうなずいて聞いた。

「そうなんだ。」

「わかるよ。」

「ほんとに!」

「そりゃないよね。」


「ひどいなぁ!そんな男!ゆるせん。」
😩

自分は妻の立場からしたら
ゆるせない男であるかもしれないが、
彼はそんなことを
全く考えなかった。


(こんなにかわい子がいるのに!そいつ二股だと!
ゆるせん😡)

💚

「課長わかってくれますか・・」

🩷
酒のせいなのか?
「フフフ」
彼女は少し笑った。
二人は打ち解けてきた。

🩷
いつの間にか自分は
真理の肩をだき、
真理も、
自分の肩に
もたれかかっていた。
🩷💚

二人の顔をテラテラとLEDでできた
キャンドルが照らした。






真理の横顔は睫毛が長く影ができ
うっとりするほど色っぽかった。🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷❤️
その光景は昔、ハーチンと見た映画にでてくる
女優オードリーへップバーンのようだった。

🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷💚❤️

🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷💚❤️


やくまるとまりは自然と手をつなぎホテルに行ったのだった。

まだ20代の彼女は一度だけなら寝ても
いいかと


上司35歳の課長と
寝たのだった。

やくまるは、初めての
浮気だった。


やくまるはすこぶる嬉しかった。
(まりちゃんが俺の腕の中で😍・・・)

しかしことが
終わると彼女は
天井を10分ほど見つめて
冷静になったからなのか
冷めた目をしてすぐ
着替え始めたのだった。


😥
やくまるは不意打ちを食らったような気分になった。

😅
(え??も、もう帰るの?)

「課長、あのう、今夜はごめんなさい。
😣
私酔ってました。
すいません。
😣
今日のことはほんと、
忘れてください。
😣
課長は結婚して
らっしゃるし、
やっぱり……

おじさんなんです。」

😣✨😣✨😣✨😣✨😣✨

年の差ってさ・・・



=続く=


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