目次

１良き師に出会えるか？
２玉石混合の業界
３どうやって出会うのか？
４縁というつながり

１良き師に出会えるか？

良き師に出会うこと

これってものすごく大事な事だと思います。

例えば、学校生活おいて「素晴らしい先生」に出会えば、かなり影響されたりします。そしてとても教え方が上手い先生は生徒の成績をアップさせます。塾の講師をやっている方たちにも上手い下手がありますし、もちろん学校の教師に至ってはその差は歴然とあるのが現実です。

自分たちの子供時代も、息子たちの時代も「いい先生」の影響はかなりあります。そこには先生たちの生き方や哲学あるいはテーマの持ち方などがあって、同じことを教えるにしてもただ漫然とテキストの通りに教えるだけでは記憶に残らないのですがすごい先生の話は覚えているものです。

２玉石混合の業界

ネットではコンサルタント業がとても流行っているように思いますが、まさに玉石混合ではないかと思います。
学校の勉強でも同じかと思いますが、本当に教え方が上手い人や素晴らしい人格者などというのは、そう多くいたわけではないのでは？と思います。

同様にこのコンサル業界も同じではないかと思います。
もちろん人と人の関係なので相性もあるでしょう。人には得意としてできることとどうしても不得意なことがあります。そこはメンタルで何とかしようなんて言う輩が多くいるように思うのですが、メンタルの持ち方で解消されるとは到底思えない。そのノウハウは有料。そうですね、学校も無料で営業しているわけではないのでそれは当然です。

3どうやって出会うのか？

では、どうやってよきメンターに出会うかということですが、与えられるということはなかなかないですね。
自分から探しに行かないと出会えない。
人の出会いというのはそういうものです。
やはり自分の求めるものを明確にしていないとだめだと思います。単純に「儲ける」だけだとそれこそ掃いて捨てるだけいると思うのですが、企業理念とか人材活用とか組織改善とか、本当のコンサル業として活躍されている方は、多くの実績を持っています。
同じ目標に向かえるかどうか。
そして、自分のなりたい姿を考えて影響を受けることがプラスになるとか。そういう軸がないと出会えることはありません。
一般的に、ネットの書き込みやメルマガなどから、その人物が魅力的かどうかで決めている。そして有料サロン等に参加してみる。などで広げているのではないかと思います。成功されている方たちはそのために数百万使ったという方たちもいます。でも、いくら使ったかではなくそこから何を学んで実践したかに分かれ道があるように思います。自分のものにできるか否か。

多くの良き師に出会ったとしても、それが気持ちいい言葉だけであればいくら使ったって何も生み出さないということです。
学校でのことを思い出してください。いい先生の言葉で人生が変わったという人もいますが、それは先生が何かをしてくれたのではなく、その先生から受けた影響で自分で切り開いたから得たこと。
同じことです。コンサル難民なんて言葉も出てきています。
これは、助けてほしい人に出会いたいだけで、自分で道を開くということを忘れているのです。

４縁という不思議なつながり

この広い世界で、あるいは東京で、あるいは会社の中で・・・狭めていくとある一時期一緒に仕事をするようになる人たちはやはり縁あってのことなのでしょう。どうしようもない上司だったり、部下だったり・・・きっとそれは何かを学ぶために出会ったのかもしれない・・なんて思う。
同様にすごい人に出会えたらこれまた出会いの喜びを大事にして、その繋がりを大切にしたいと思います。

生きている時間の中で出会える人には限りがあります。どれだけ多くの人に出会ったとしても、自分で咀嚼して自分のものにできなければ意味のない出会いになるのです。

良き師にであえるかどうか・・・
それは自分の心の持ち方で決まる。そしてそれが縁になっていくように思います。
良き師というのは、前に進む人が多い。
自分のことを振り返るよりも前に進むことを選ぶ。
だからこそ、道を示すことが出来るのです。
その示された道を進むかどうかを決めるのは自分自身。そして示された道だって同じ道ではないので、同じ経験をするわけではない。それは自分の道になるので自分だけの経験を重ねることになる。
自分にめぐってきた縁を生かすも殺すも自分次第。アンテナを張るだけじゃなく、どの方向にアンテナを張っているかによって縁は変わります。

ネットという空間にはそれこそ無限の可能性と出会いがあるように思います。これを使い始めた２０数年前・・・顔も見たことがない人や恐らく仕事や学校など自分の所属する世界とは全く違う世界の人たちとの出会いに興奮したものです。いまは当たり前に多くの出会いがあります。しかも国籍も関係ありません。素晴らしい可能性だと思いませんか？

だからこそ、良き師に出会うということがとても大切なことのように思えるのです。この無限の可能性を悪用する人たちもいるからです。すべては「お金」のためなのでしょうが、出会いの楽しさって「お金」じゃなく価値観とか生き方とか共感とか・・そういうことの繋がりは今も求めているように思います。

この広い世界でやはり人は捨てたものじゃないと思っていたい。