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何を歴史に遺すのか オリンピックを振り返って

東京2020オリンピックが閉会しましたね。
コロナパンデミックによって開会直前まで国民の80%が反対をしていると騒がれている中で(マスコミによるアンケート調査という部分データによる%算出でしたが)

「オリンピック」というバトンをつなぐ責任を果たし、限界に挑戦する選手たちと共に全世界にたくさんの感動を与えたことは、誇らしいことだと思います。日本という国として誇らしく感じます。

このような危機の中で方向性を選択しなければならない
責任あるポジションにつくということは、
本当に命がけだと思います。

菅義偉首相が7月21日に配信された米紙ウォールストリートジャーナルのインタビューで
「五輪をやめることは一番簡単なこと、楽なことだ」
さらに
「挑戦するのが政府の役割だ」
と語っていましたね。
この発言も開催反対側からしてみれば、お前が辞めろ、とか、精神論を言わないでほしい、とかたたかれていましたが
私はこの発言には、日本精神に引き継がれた意志、勇気を感じて、ハッとさせられました。いろいろたたかれてはいるし、見た目は弱そうだけど、
気概のある、カッコいい政治家と出会った感覚がありました。
お金のやりとりの汚さなどがたたかれていたオリンピック組織関係ですが、
オリンピック本来の意志、受け継がれている精神、人間の尊厳性に挑戦した勇気ある決断をしてくれたと思います。
逆に、反対をしている人たちは、何に命をかけているのでしょうか。
そして、どれだけの人の心を動かしているのでしょうか。

今回、東京での感染者の数は確かに増えていますが、死者の増加という形では出ていないという事実をみると
開催においていかに準備をして、反対する人たち以上に、多くの心ある人たち、意思ある人たちが黙々と動いてくれていたのかを感じました。
帰国していった各国選手たちの声からも、ボランティアスタッフたちがいかに笑顔で気持ちのいい対応をしてくれたのかという声が多いようで、本当に日本という国を代表して動いていただいてありがとうございました。
感謝の思いでいっぱいです。

昨日の令和哲学カフェでNoh Jesuさんが
「東京オリンピックは、オリンピック歴史の中で金メダルじゃないですか?
東京オリンピックは、ノーベル平和賞をとってほしい。
パンデミックの中で全世界がストレスで疲れている中で、
観客0ですごい損をしながら、全世界をヒーリングさせてくれたから
ノーベル賞をもらうべきだよ。
日本の皆さんが、そのくらい膨大なお金を損しながらパンデミックの中でオリンピックをやっていることに、プライド誇りを持つべきだよ。」
と言ってくれたことにも、うるっときました。

本当に今回は無観客開催という、今までにない選択をして開催されて
その中でも画面の前で多くの人たちが共に手に汗を握り、応援し、歓喜し、悔しがり、多くの涙も共有できたと思います。

スポーツを通じて人間のもつエネルギーを爆発させる
鍛えぬかれた動き、肉体と精神、チームプレイ
生命は物質的なコピーを生み出すけれど
精神は心の感動や共鳴を生み出していくんだなということを
気づかせてもらった
東京2020オリンピックでした。

まだ、これからパラリンピックも開催されますね。

正式なオリンピックに比べてまだ影が薄くなりがちな印象はありますが
実は感動を与える力は、パラリンピックはオリンピックを上回るものが
あるのではないかと個人的には思っています。
なぜなら「不可能を乗り越える力」において
さらなる強烈な意志を感じるから。

メタバースがいま世界の主流になろうとしているようですが
インターネット空間だけで生きる片翼の世界ではなく
それはそれで楽しむ道具としながら
体人間としての尊厳もより開花させていく
モルティングバースの建設も力を入れていきたいと思います。


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