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肯定したほうがいい?昭和の子育ては悪の先

子どもを否定してはいけない、子どもが自信を持って生きていけるようにしてあげて欲しいというような子育て法が推奨されてきました。
しかし、本当にそれが良いのか疑問を感じ、今回書いてみることにしました。


親世代の子ども時代は否定ばかり

私達親世代の育った環境と言えば、否定されることが多かったように思います。

その影響でしょうか?親世代が親になるころには、『子どもの自己肯定感を高める子育て』というような話が増えた気がします。



自己肯定感を高めるために・・・

近年、自己肯定感を高めるために、全てを『肯定する』ことが推奨されてきた気がします。

しかし、本当に良いのでしょうか?

一度はしっかりと聞いて受け止めてあげることは必要ですが、ウソでも肯定し続けていいのかどうかは疑問です。

ダメなモノはダメということも教える必要もあるのではないかと、現代の肯定思想について、疑問を感じています。


自己肯定感を下げない方法

自己肯定感が高いためか、実力以上のチャレンジをし、結果ダメでもそれを自らの失敗と認められない場合があるように感じます。

その結果、失敗を誰かのせいにしている気がします。


叱らない子育ての弊害?

先日書いた記事です。

近年、叱られないまま育った子が多いから?職場でトラブルとなるケースがあるようです。

SNSの影響

SNSが発達し、背景も知らず、部分的な側面で擁護する人も増えました。
結果、誤った部分も肯定され、勘違いが助長される傾向されているのではないかと心配しています。

ただし、SNSでは、部分的なところだけの共感ですから、共感した事柄に虚偽があった場合、それでもなお肯定されることは少なく、社会的な立場にも影響する事態に発展することを避けられない危険もあるのではないでしょうか?


自己肯定感を育てるために叱らない先

子どもの性格にもよるとは思いますが、自己肯定感を育てるために叱らない結果、間違いに気がつけないまま成長している気がします。

肯定ばかりしている結果、プライドが高く、自分はすごい人だと勘違いし、否定すれば否定した側を敵視する子どもが増えたように感じています。



最後に

自己肯定感を高めるということは大切ですが、自己を肯定するために、周りのせいにしたり、ウソをつくようになっては本末転倒です。

間違ったら謝る。失敗したら失敗を認められるようにならないといけないと思うのです。しかし、肯定しない人は毒だとする傾向が強い現代社会で、どうやってそれを伝え、しっかり本人の中に落としていけるか、非常に難しいと感じています。

昭和の時代の子育ては、現代では否定されることが多くあります。確かに、行き過ぎた面はあると思います。しかし、全力で向き合わなければならないこともあります。

現代の肯定するこそだてが称賛される社会に、違和感を感じています。






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