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DAY2-⑥【ウェルネス×サウナ】

屋久島と地球の未来会議2023のDay2では、9つのテーマに分かれて、
長い時間をかけてOpen Discussionを行いました。
ここでは、「青い地球と共に私たちはどう生きるのか?」という大きな問いと共に、屋久島と地球に関わるあらゆるテーマを設定し、島内外からゲストをお招きして、参加者も一緒に一体となって対話をしていく場となりました。対話を通して未来に向けたつながりや営みをつくり、屋久島から青い地球と共に生きる、希望の声を届ける時間となり、未来会議を終えた今すでに、新たなアクションがたくさん生まれています。
そんな希望が溢れたセッションそれぞれの様子をまとめてますので、
最後までご覧ください😊

未来会議全体の様子はこちらから↓

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[文章:ボランティアうっちゃん]

キーワードは、 “ウェルネスとは”
ウェルネスアイランド構想”  “癒しとしての屋久島

登壇者の皆さん、直前まで温泉や森林浴など
ウェルネス視察をされていたようでした。
皆さんが到着し、モデレーターの大知くんが
安心したところでセッションがスタートしました。
午前中どなたも見当たらず不安だったそうです(笑)


杉下智彦さん"健康な人がもっと幸せに"

技術を発展させて“整備してきたもの”は実はもろかった。

「人間はもう一度自然に戻れるのかな」
屋久島にやってきた杉下智彦さん。

杉下智彦さん

健康というと「病気がないこと」「体が元気」なこともそうですが、心の健康、充実感、居心地の良さなど精神面も。
お話を聞いてこの“心のゆとり、心地よさ”が
「ウェルネス」なのではないかと私は解釈しています。

この点に関して、何か不調を感じていても「病気がない。だから健康」という考えが日本ではまだまだ根強いそうです。

健康、より良くある(精神的な部分で)が重視されていないと。

「病気はないけどなんか幸せじゃない。」
これは健康だと思わなくていいのだと感じました。

杉下真絹子さん“自然とつながる=私自身とつながること”

森林浴の観点からは杉下真絹子さんにお話をいただきました。

杉下真絹子さん

「森の中では、忘れてしまっていた健康の感覚、
本当にしたいこと、大切だったこと、悩みに気づくことができる。
それらはなかなか通常の暮らしの中では気づかない。」

ゆとりの中だから気づけることがあり、それができるのが森林であり屋久島だと話されていました。
私自身にも思い当たる体験があります。
そして森林でなくても、一人一人が「なんかここにいると自分に立ち返られるな」「居心地いいな」そう思える場所があると、より“健康だな”と感じる人が増えるのかもしれないなと感じました。

その一つの場所として、森林という選択肢をいただいたような気がします。

東海林美紀さん"深い体験と自然"

フォトグラファーでありサウナマスターである東海林美紀さん。

東海林美紀さん

しかし「マスター」に何か違和感を感じていて、
「mate」のような仲間、という体感だとおっしゃっていました。
その「仲間」という捉え方からもサウナの在り方、
屋久島の存在が感じられた気がしました。

何かを始める時、誰かが先導することはあると思うけれど。先導する人、ついて行く人に「mate」の感覚があればもっと優しくなれる、繋がれるのではないかとふと感じました。

そして「深い体験」について。それ一つでも成立はするが何かと組み合わせることでさらに深い体験になるのではないかと話されていました。
そこからウェルネスとサウナを考えると、「サウナの中で自然のものを使う」ことで深いものになるのではと。
そしてサウナは実は「蒸気浴」という意味。
そう考えるとサウナの幅も広がる気がします。
水の島、屋久島とも何だか繋がりを感じる気がします。

川田直樹さん”サウナを通しての人とのつながり”

そして川田直樹さん。
なんと初サウナは5歳!(笑)レベルが違いました。

川田直樹さん

川田さん「サウナってオープンでフラットだよね。」
 「サウナで人が繋がる」「背景関係なく一緒にいられる」

その言葉が印象的。
サウナを通して人の幸せ、心地よさについて考える方なんだろうなと感じます。そして「サウナ部メンバー3000人と一緒にサウナ入るのが夢」だと。川田さんの本気のサウナ愛。そしてサウナに関わることが心から楽しいんだろうなということを生き生きした姿から感じました。

川田さんがプロデュースする貸切サウナホテル“The Hive”ではサウナを「軸」にした様々な体験を提供。きっかけはサウナだけど様々な「体験」をして帰る時は元気になって帰っていく。
例えば、The Hiveの周辺地域はラベンダーが有名でラベンダーを見ることができる、匂いを楽しむ。
そしてサウナのロウリュに取り入れて全身を感じることができる。

サウナに来てその地域、他の何かもを感じることができる。
その付加価値が、来る人を元気にして帰る秘密の一つなのかもしれません。

なぜ屋久島か

そして参加者の方の投げかけから、
話題は 「なぜ屋久島なのか」へ。

ここで印象的だったのは杉下先生の「ストーリー」という言葉。

サウナ、という体験に屋久島の持つストーリー(歴史・オーラのようなもの)。そして森と水の良さ。これが合わさるのを見てみたいと。

屋久島南部の医療・介護・福祉拠点として
「おじゃんせウェルネスセンター」の計画も進んでいます。
屋久島が“本当の健康、幸せを追求する島”に進んでいくのか。
これからの屋久島の可能性を感じます。

私自身も屋久島から“日常”“特別な時間”
これからも貰おうと思います。

《文:学生ボランティアうっちゃん》

登壇者
 杉下智彦さん、杉下真絹子さん、
 東海林美紀さん、川田直樹さん
モデレーター 波崎大知





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