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『新しい詩の声』について

(お知らせ)今日、日本詩人クラブの『新しい詩の声』の選考経緯を見ていたら、予備選考通過の14篇のうちの1篇に選ばれていました。入賞にはいたりませんでしたが、次は入賞を目指します。

以下、ホームページよりコピペです。

予備選考通過作は次の14篇となりました。
あめ「笑顔」
石田諒「冬への標べ」
翁長志保子「ふれーむん のウシの語り」
加澄ひろし「兆し」
加藤雄三「死を泳ぐ」
金城藤子「人の波」
栗田好子「異常気象」
小宮正人「地図に無い道」
みずぬまけいだい「ひとつの小石」
三ツ谷直子「雨あがりのコーラス」
未来の味蕾「日記」
森野とうが「流れる」
屋敷旺甫「むかえにくるもの」
吉岡幸一「空は満ちている」
(敬称略・五十音順)

応募した詩は以下です。

『日記』
      未来の味蕾

ひとは

ひとはこころの奥底に
真綿の花と小さな棘を
秘かに同居させている

吸収したあとのタオルのように
ちくりと刺す蜜蜂の針のように
相反する表情を隠し持っている
変化する面と面がまわりまわる

地球も廻る

『Hello?もしもし?地球の裏側?』
『Good morning、
只今、やさしさが目覚めました』
『Good night、
そろそろ、きびしさが眠りにつきます』

ひとは

ひとはことばの底辺に
ひかりの蕾と深い影を
しずかに飼育している

宇宙が呼吸する

ひとは
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初めて応募した『新しい詩の声』でしたが、また良い報告ができるように来年頑張ります。短い詩の規定なので、自分の持ち味を十分に発揮できなかったので、次はもっと練りに練って、凝縮したものを応募したいと思います。

2023.6.24.未来の味蕾

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