コピーライター、お菓子を売るの巻。
コピーライターのミフミと申します。
僕は普段、企業様からご依頼をいただいて広告の企画を考えたり、キャッチコピーの提案をしたりしています。表現すること、とりわけ「言葉」を扱うことが好きで今の仕事を選びましたが、最近、思うことがあるんです。それは、モノを売るためのコミュニケーションを考えているわりに、自分自身にモノを売る経験が乏しいのはいかがなものか、ということ。
恥ずかしながら、学生時代のアルバイトも含めて、カタチがあるモノの企画・製造はおろか、販売・接客もしたことがありませんでした。
(自分の商品がほしい!イチから商品を考えて、売ってみたい!)
と考えていた矢先、宮城県内のイベント出展を中心に、オーガニック素材にこだわったお菓子の製造・販売を行なっているmamanさんと出会いました。
まずそのお菓子の美味しさに感動したのは言うまでもなく、mamanさんとは背景にある想いの部分で共感することが多くありました。
ちょうどmamanさんも新しくブランディングを始めたい、というタイミングだったこともあり、ロゴの作成やブランドコンセプトの開発等をお手伝いさせていただくことに。
打ち合わせを重ねる中でたどり着いたコンセプトは、僕にとっても一つの指標となるようなものでした。
視野を広げ、お菓子を買った人のその後の体験まで想像することで、ブランドとして目指すべき姿が見えてきました。同じようなことを、僕が普段やっている広告の仕事に置き換えると
とか、そんな感じでしょう。この仕事における「お客様」はあくまで広告主で、広告主の成功は、その先の生活者のアクション(商品の購入など)ですから。
だけど、僕がこの仕事を始めた原点の思いを紐解くと、きっと本当は広告が作りたかったわけではなく、「買いたい気持ち」を作りたかったわけでもなく、やっぱり僕も「ほっとする」を作りたかったんだと思います。
表現が好きで、言葉が好きで、もちろん広告も好きで。でも、それを見た人の心が動くことの方が、僕にとっては重要だったんだ、と気がつきました。
もちろん、僕はアーティストではなくコピーライター。クライアント様にとって最良の結果を出すことが求められるのが、普段のお仕事。
だからせめて、自分で作る商品は、自分が一番やりたいことが叶えられるものに。それからコピーライターとしてのスキルを使って、買いたくなるものにしよう、という順番で考えました。
そんなこんなで生まれた企画がこちら。
これ、思いついた時めちゃくちゃわくわくしました。
(というか今もわくわくしています)
詳しい内容はまた次の記事で触れますが、「ほっとする、をつくりたい」という思いが共鳴し、コピーライターとお菓子屋さんが手を組んだ、一風変わったコラボ販売です。
4/29(土)仙台国際センターにて行われるイベント「仙台まるごとデザインマーケット」にて初出展を予定しております!お近くにお住まいの方は、ぜひご来場ください!
---
キノミのウエブ
https://kinomim.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?