『これからを生きるための無敵のお金の話』 ひろゆき 著

この本には、「収入を増やすためには金融商品に投資するよりも自分に投資すべき」ということが書かれています。

私たちは、お金に対する不安をいつも抱えています。給料が低い、今のままでは老後のための2000万円を貯められない等々、常に不安が付きまといます。

本書はこうした不安のある人に、これからどのようにいきていけばいいのか、ひろゆきならでは視点で教えてくれる良書です。

例えば、ひろゆきは、稼いだお金を自分のスキルアップに使うことを奨励しています。わかっていてもお金を自分のスキルアップに使っている人はあまりいません。自分の好きなものを買ったりしたい気持ちを抑えて、稼いだお金を自分自身に投資することが、収入が上がる第一歩となります。

ひろゆきによると、20代ならプログラマーになるスキルを学ぶのが一番だそうです。20代で会社を立ち上げて、アプリをつくってその事業を売却したら1億円になるような話はよくありますが、IT業界以外、たとえば飲食店が1億円で売却できたといった話は皆無です。自分で会社をつくらなくても、プログラマーは、海外でも仕事ができますし、コンピュータ言語は世界共通ですから、言葉の壁もなく外国でも通用するスキルです。以上のことから、プログラマーは世界レベルの給料がもらえるというのが、ひろゆきがプログラムを学ぶことを勧める理由です。

資産がない人がお金を稼ぐには、自分に投資して、転職して年収を上げる方法が近道です。 貯金の300万円を外国債に投資すれば、年利が5%程度は得られるでしょう。その利益は年間15万円程度です。しかしスキルを上げて転職すると年収が20万円、30万円増えるのはそんなにむずかしいことではありません。資産がない人ほど株などの金融資産に投資をするのではなく、自分に投資をしてスキルを上げて転職して、年収を上げるアプローチこそがもっとも効果的な方法です。

では、どのようなスキルを身につければいいのでしょうか。まずは「他の人が必要としている知識で、自分が興味のあるもの」を選びましょう。他の人が知りたいと思っているけど知らないもので、自分が興味のあるものは何か、を考えるのがとても大事です。

どのようなスキルを身につけるかが決まった後は、自分のスキルを持っている人がいないところはどこかも考えましょう。競争がたくさんあるところでトップになることはできません。しかし競争が全くないところに行けば、必然的にトップになります。自分のもっているスキルが存在しない場所に行けば、自分がする仕事は、誰もできない・自分にしかできない仕事になるため自分の価値が高まります。

仕事するうえで大切なのは「自分の価値を高める仕事をする」ことです。年齢が上がる度に給料が上がる仕事は、仕事をすればするほど自分の価値が上がっていく仕事です。

長年勤めても給料が上がらない仕事は、自分の価値が上がらない仕事ですから、すぐに辞めるべきです。

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