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スウェーデンの夏の過ごし方 、それは湖に飛び込む!

暑い日が続きますね。でも、スウェーデンは8月になるともう寒いです。15度位になったりする日もあり、この不安定な天気が早くも夏の終わりを感じさせますが、終わっちゃう前に、北欧の夏の風物詩を紹介します。

スウェーデンでの夏の過ごし方

スウェーデンでは7月が夏本番。そんな7月のうち合計1週間程は32度位になる日もあります。北欧の住居には冷房がついていません。そして、北海道の住宅と同じように、熱がこもる設計になっています。もともと湿気がない気候なので、日本の暑さとは比べ物になりませんが、寒さに強く暑さに弱い体質の北欧人にとっては、この一週間程がしんどいわけです。

そんな時、どうやって夏の乗り切っているか?

  答えはひとつ!湖に飛びこむ!

スウェーデンは多くの湖があります、フィンランドに至っては「湖の国」をキャッチフレーズにしているほど、北欧はそこかしこに湖がある地形です。ストックホルムの街中に住んでいても、徒歩10分で泳げる湖にアクセスできます。そして大概の湖のほとりには、上記の写真のようにデッキが完備されています。

というわけで、非常に気軽に、まるでお茶しに行く位の気持ちで、老いも若きも、国民全員が夏になると湖に飛びこみます。

作法としては、普段着の状態から、公衆面前で生着替え→日向ぼっこして体を温める→日本人的には唇が紫になる水温の湖に、準備運動一切なしに、根性のみで飛びこむ。以上です。

サウナの水風呂と同じで、冷たい水が気分もリフレッシュしてくれるし、何より冷房なしの家で過ごして、火照った体も一気にすっきり。

友達や家族と一緒に湖に来る人が多いですが、本当に気軽なアクティビティーなので、1人で来る人もたくさんいます。

気の済むまで、日向ぼっこ& 飛びこむを繰り返した後は、そのまま体を乾かして普段着に着替えて帰っていきます。特にシャワーを浴びる施設はありません。

気になる水質ですが、ストックホルム全域で水質が保たれており、水に匂いもなく、藻が浮いている程度なので、気持ち悪くもありません。

こういったウォーターアクティビティーが大好きな国民性にも関わらず、海がないストックホルム。ストックホルム人は湖の水辺をビーチと呼び、休日は家族連れで大混雑。特に飛び込み台のあるところが人気です。


そして、夏の間は白夜で太陽が沈まない北欧。ストックホルムではAM3時でも明るいので、夜遊びの後にひと泳ぎしてから帰るというのが若者たちのお決まりパターンでもあります。夜中に泳いで溺れたら大変と心配してましたが、同じようなパーティー帰りが水辺に集っていて、意外にも大盛況。深夜のひと泳ぎ、おすすめです。

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