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毎作、ハズレ無し! 『家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE VS VARIA part Ⅱ』

2020.1.18 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ

公式HP https://www.marv.jp/special/reborn-the-stage/


家庭教師ヒットマンREBORN!の舞台3作目。ヴァリアー編の後編。

最初の数十分は、前作の振り返りだった。
対スクアーロ、対ルッスーリア、対ベルフェゴール、対レヴィ・ア・タンを短く振り返る。そして、リング争奪戦後半へ…という流れだったのだが、リボステは本当に、見せ方が上手いなぁと思う。
各エピソードは短く、でも、わかりやすい。REBORN!は、漫画が2004年~2012年、アニメが2006年~2010年と、10年程前の作品。忘れている細部を、思い出しながら観劇できるテンポ感。
もしかしたら、当時の記憶を呼び起こしながら観劇する方が多いことを前提に作られているのかもしれない。
観客を置いてけぼりにしない作品は、個人的にとても好きだ。リボステはそんな印象。
(脚本・演出は、劇団鹿殺しの丸尾丸一郎さん)


特殊能力バトル系の2.5次元舞台って、舞台ならではの表現が楽しみでもあるけれど、作品によっては気持ちがスっと冷めてしまうイメージがあって。
リボステは、毎回冷めることなく観られると個人的には思う。
(再現が難しいと思われたアルコバレーノで、ある程度の無茶は目が慣れているからかな…笑)
今作なら、XANXUSが使う銃の弾道の表現が好きだ。


リボステは、キャラクターの表現も毎度素晴らしいと思う。
今回1番感動したのは、カーテンコール。
本編中はもちろん、カテコでもキャラが徹底されていた。
獄寺隼人はツナが出てくる時に誰よりも盛大に拍手をしていたし、クローム骸は移動する時絶対に骸の後ろを着いて歩く。
めちゃくちゃ解釈通りです…感謝。
作品を注意深く読み取り、作中には描かれていない瞬間のキャラクターを想像して、役を作り上げていらっしゃるのだろうなと考えると、キャストの皆様には頭が下がる。素晴らしいリボーンの世界を、ありがとうございます。




あと、前説がとても楽しかった。
ルッスーリアが、上演中の諸注意を伝えに舞台上に出てくるのだけれど、独特のおネエ口調が、まず面白い。
私が観劇した回は、ベルフェゴールがゲストだった。前説中は写真撮影(&SNS投稿)OKで、劇場に足を運んだからこそSNSで発信・共有できる…という仕掛けもワクワクした。
チケットを買って、劇場まで行った。だからこそ楽しめるものを1つでも多く、と考えてくださったのだとしたら、とても嬉しい。


続編も楽しみだな…

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