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MIND

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日々、感じていること、思っていること、これからのことを徒然と。
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#コラム

保健室の先生を辞めて、フォトグラファーになった理由。

保健室の先生を辞めて、フォトグラファーになった理由。

4人姉妹の長女だからなのか、
父子家庭だったからなのか、
こどもとか、赤ちゃんが昔から好き。

物心ついたこどもの時から、「こども」に惹かれている。

それでもって、
私自身がとても自己肯定感の低いこどもだったので、
自信のないこどもの、安心できる場になりたくて、
小学校の保健室の先生になった。

でも、6年で辞めて、フォトグラファーになった。

辞めたのには色々な理由があるけれど、
その一つ

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「普通」という凶器。

「普通」という凶器。

ここはとある保育園。
3歳クラス。子どもは10人いる。

雨が降っている日。
今日はみんなで何をしようか?

9人がブロックで遊びたいと言った。
1人が公園に行きたいと言った。

9人は多数決で、ブロックに決まりだと思った。何しろ外は雨だ。
でも、1人は、どうしても公園に行きたいと言った。

あなたはこのクラスの保育士です。
こんな時、どうしますか?

「風邪ひいちゃうよ。」
「危ないよ。

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東京路上ポートレート

東京路上ポートレート

ある、蒸し暑い真夏の日。
大都会、東京。

ジリジリと暑いアスファルト。
はしゃぐ笑い声。
足早に歩いていく人。

そんな中、高架下や日陰には、
ところどころに道の傍らに寝転がる人たちがいる。

彼らと、行き交う人々は、
お互い目を合わせることもなく、
ただの風景のように通り過ぎる。

見ないように、
考えないように、
しているように見える。

その日、私は、
彼らを景色に見ることはできなか

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辛さを人と比べてはいけない。

辛さを人と比べてはいけない。

私は今、入院しています。
病室からこのブログを書いています。

総合病院には様々な人が、様々な理由で入院しています。

私は産科に入院していますが、お産で入院している人以外にも、手術をした人や、私のように切迫早産の方、切迫流産、妊娠悪阻などの方がいます。

隣は小児科です。

毎日、一日中と言ってもいいくらい、泣き声が聞こえます。
一番多いのは、「ママー!」と叫ぶ声です。
辛い治療もある上に、

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はじめまして。
フォトグラファーのやどかりみさお です。
写真・ことば・絵本が大好きな32歳。

幸せなときも、孤独なときも、そっと寄り添ってくれる。
そんな作品をつくっていきたい。

心から好きなことを、心に正直に綴っていきます。