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どうせ誰にもなれない私たちへ。

なんで自分を受け入れられないの?

あのときの恋人の言葉は、今日もその質量を変えず私にのしかかる。

なんでだろうね、なんでだろう
半年以上経ったって答えなんて出ない。

物心ついた頃にはもう自分の容姿に絶望してた。
それを塗りつぶすかのように、お化粧をはじめた。そこからはもう止まらない。
カラコン、エクステ、整形、周りが何と言おうとできるものはなんだってやってみた。
髪だって切ってはエクステをつけ、ブリーチしては黒染めしたし、お洋服なんかはシーズン毎に全然違うジャンルのものを着た。

とにかく私はありのままの自分が大嫌いで、一瞬でも少しでも私以外の何かになりたかった。

どんどん濃くなるお化粧、どんどん派手になるお洋服、反比例する自信感。
ほんとはもうとっくのむかしに気づいてた。

いくらオプションを足したってベースの面影はちっとも消えない。
着飾った自分に日常の私のストレスを身代わりをさせたって、お化粧とってシャワーなんか浴びちゃったらまた何もなかったかのように私に戻ってくるのだ。

なんで自分を受け入れられないの?

それは私が自分と向き合うことから逃げ続けた結果だ。


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