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役員にモノ申した入社3ヶ月の新入社員。

こんにちは

地方で、心地よい働き方を創り出したい
キャリアコンサルタントMitasです。

「ワーク・ライフ・バランス」=「仕事と生活の調和」

内閣府のサイトによると

「国民一人一人がやりがいや充実感を感じながら働き、
仕事上の責任を果たすとともに家庭や地域生活などにおいても・・・中略・・
多様な生き方が選択・実現できる社会」

と定義されています。

もう、こんな社会になったら素晴らしいことだと心から思います。

私が新卒で入社した2004年当時は、
まだまだ「残業する人」=仕事ができる人 という
イメージがありました。

私が研修期間に配属された事業所では先輩たちがみんな毎日長時間残業をしており、

「今日も疲れた」「あー明日も朝早く出勤だ」
「やってられないよねぇ」・・とネガディブな言葉が飛び交い、

毎日残業が当たり前になっており、飲み会に行けば仕事の愚痴ばかり。
休日出勤もしているのでお休みが少なく、交流するのは会社の人ばかり・・
という環境でした。

先輩たちが余裕が無いため、
新入社員の私もほとんど丁寧に教えてもらう時間は無く、
「見て覚えてね」というほったらかしスタンスでした。

新入社員だった私はその状況にとてつもなく「モヤモヤ」・・・
ですが、ポーカーフェイスだった私は、先輩や上司にはニコニコしていました。

でも頭の中では

残業すると、その分人件費が高いよね・・
てか、疲れて仕事するって、生産性低くなるし、効率悪・・・
先輩たちの仕事ぶり、楽しそうじゃないし、尊敬できない
てか、会社の人とばかり一緒にいて、休みの日に趣味とか無いの?
私新入社員なのに、何も教えてもらってないんだけど・・(怒)

そんなことを考えている、新入社員だったのです。(怖いね)

ただ、今思えば、私は新入社員として外からやってきて

その状況や環境を「客観視」できたこと

からそういう問題意識が出てきていたし、
自分の軸で考えられていたのだと思います。

半年ほどそのまま同じ環境にいたら、
それが「当たり前」になって「そうせざるを得ない環境」
になっていたかもしれないし、私も「残業が正解」みたいな人に変化していたかもしれません。

私は新入社員の研修期間が終わる3ヶ月で、
私は当時の役員(専務)に
研修の最後に手をあげてこう意見を言いました。

「私が今配属された事業所では、先輩たちが毎日長い時間残業や休日出勤で仕事をしています。
こんな状況で会社が大きくなるでしょうか。人員配置や残業過多についてどうお考えですか?」

だいぶ偉そうな新入社員でした・・・(笑)

専務もその意見を温かく受け止めてお返事してくださったのを今でも覚えています。

これから新入社員が配属になる時期。

最初から私のような物申す新入社員はあまりいないかもしれませんが、
新入社員は、とても新鮮な目で先輩たちを見ています。
そして働きぶりや表情、よく見ています。


誰しもが初めて出勤する時、新入社員の時期があったはず。

期待や緊張があったのではないでしょうか。


先輩たちがキラキラと楽しそうに働いていること。

これに勝るものってないのではないでしょうか。

「ワーク・ライフ・バランス」と一言で言っても奥が深く、
職場の中に浸透させることは簡単なことではありません。

単に残業を減らす、有給を使う、

ということだけではなく、

「生き生きと働いている職場」

これこそが、魅力的な環境なのではないかなと・・・

新入社員を受け入れるというこの時期に、いつも自分が新入社員だった頃の経験を思い出します。


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