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ムトゥ踊るマハラジャ 心躍る

カエルに助けてもらったからと言って、寝室までカエルと一緒なんて嫌だったろうな姫様……義理堅い王様は「約束は約束。守りなさい。」と言うけれど…

グリム童話『カエルの王様』のカエルを描いてみた。可愛いらしいイラストのカエルの挿絵もあるけれど…リアルカエルが苦手な私はリアルカエルを描く。姫様の嫌がりようから察するに、リアルカエルに近い方が嫌悪感が湧くのでは⁈と思ったからだ。

カエルのギョロついた目、既にターゲットをロックオンした眼差しを描いていると、ラジニカーントを思い出した。

インド映画の名作『ムトゥ踊るマハラジャ』の主役。いつだったか、深夜に連続してインド映画が放映されていた。

『ムトゥ踊るマハラジャ』1995年インド映画。K.S.ラヴィクマール監督。莫大な土地財産を保有する地主の正統な後継者にも関わらず、その使用人として働く主人公。恋と正義と復活劇をミュージカルにした痛快な映画。

見ているうちに、眠気まなこが冴えに冴え、華やかな歌と踊りに私の心も踊った。恋のドキドキ感に私の首まで左右横に動く。女性は凄く美人ぞろい。だけど一度見て忘れられないのが、主役のラジニカーント。キレのいい踊りとセクシーポーズをきめまくる。ここは国民性の違いからか、私はあのロックオン的中度200%の眼光に、ピカリとウインクされた日には、逃げ出したくなってしまう。…でも、目が離せない魅力的な方。インドの国民的スターとのこと。

ミュージカル好きの私にはビビッビッときた、インド映画の素晴らしさを印象づけた一本目の映画だった。

そこまでnoteを書きなら、昨日は何ヶ月ぶりかに友達と会った。個室レストランで一緒にランチを食べた。目にも鮮やかなプレートの数々に心が躍る。私の目もギョロつきピカリと光っていたに違いない。

ここのところ、ずっと仕事と近所への買い物以外、自宅に篭りっぱなしだったため、良い気分転換になった。文字だけではなく、実際に友達の顔を見て話せる嬉しさを噛み締めた。友達に感謝❣️元気そうで何より❣️


魔法にかかったカエルの王様。池の中で独りぼっち。自分がカエルの姿をしているせいで、姫様を助けた代わりにした約束も、姫様に何度も反故にされそうになる。王様なら命令もできることも、姿が変わっただけで、誰も思うように動いてはくれない。カエルの王様がロックオンした姫様に、なんとか約束を守ってもらい人間に戻れた王様。姫様にそのままプロポーズして結ばれる。

カエルから人間に戻ることができたカエルの王様。人として人に接することが出来る喜びを感じたことだろう。姫様に感謝、姫様のお父上の王様にも感謝をしたことだろう。カエルの王様はいまある幸せに心も躍ったことだろう。

人間に戻った姿が、ラジニカーント姿の王様になっていたら、面白いかも!きっと人心掌握に長けた素敵な王様になりそうな…


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