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noteをはじめます

こんにちは。
今日からnoteをはじめます。

あるところで、「暮らす店 実と花」という喫茶店を営んでいます。(みとか、と読みます)
決して、見つけやすいとは言えない場所です。行列のできる人気店でもありません。
それでも、帰りたいと思ったときにいつでも帰って来られる場所であれるように、日々心を注いでいます。

お店の情報発信のツールとしてはInstagramを開店以来ずっと利用しています。Instagramを通してたくさんのお客様に出会えました。これからも変わらずにお世話になると思います。

いまInstagramでハッシュタグ検索をすると、目新しいもの華やかなものが画面いっぱいに流れてきます。どれも、とてもおしゃれで、美味しそうで、刺激的です。
でも、私たちの小さな声は大きくて華やかな声にかき消されてしまうような心許ない気持ちになります。
私たちの想いまで、消費されてゆく気がしてこわいのです。

だから、日々のあれこれを、もっと自由に、慈しみながら、ここに紡いでゆこうと思い、noteをはじめました。

他の声をかき消すような大きな声を出したいとは思いません。
私たちは、ちいさな声でいいから、大切にしていることを自由に楽しくおしゃべりしていたい。

そして、私たちのちいさな声に耳を傾けてくれるひとたちのことを、これからもずっとずっと大切にしてゆきたい。
そのひとたちが喜ぶ顔を見たいから、美味しいものを作りたいし、いつもどこかの席を空けて待っていたい。
そんなことを思いながら、毎日ちまりちまりと手を動かして働いていると、ふっと昔の記憶とリンクしたり、いつか読んだ本の言葉が背中を押してくれたり。そういうことを文字にしてみよう思います。

私の綴る文章を「手紙のよう」と言ってくれたひとがいます。そのときは照れてしまって茶化してしまったのですが、本当はとってもとっても嬉しくて。時々思い出しては心の栄養にしています。
瓶に丸めて入れて海に流すように、風船の紐に結んで空へ放つように、ここで紡ぐ手紙がどなかたのもとに届きますように。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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