叶えたい夢には投資する ーこんまり
出版は昔からの夢
「こんまり」こと近藤麻理恵さんがまだ駆け出しの頃。
片付けコンサルタントとしての仕事がだんだんと増え、片付けの予約が取りづらくなりお客様や友人からはメソッドを書籍化しては?という希望がでるようになりました。
こんまりさん、実は片付けを仕事とする前から本を出すことが夢でした。
家族旅行で行った地方のお城の天守閣からは、「本を出すぞー!!」と叫び宣言していたほどです。
しかし、実際には本の書き方が全く分かりません。見様見真似で企画書を書いてみたこんまりさん。
知り合いから紹介してもらった編集者さんに、その企画書を送ってみますが見事に誰からも返事がない状況・・・
こんまりさんは、これはでは駄目だと思い出版セミナーを受けてみようと考えます。
出版セミナーへの迷い
調べていると、土井英司さんという出版コンサルタントを知ります。彼の考えやノウハウを知るうちに、この人のセミナーを受けたい!と思うようになりました。
しかし出版セミナーは高額のものが多く、当時20代中頃のこんまりさんにとって数十万円のセミナー受講料は非常にハードルが高かった。
受講に二の足を踏んでいたところ、土井さんの特別セミナーを見つけました。
参加費は1万円。さらに参加した人にはキャッシュバックもあるという内容でした。これなら損はないと思い、特別セミナーに参加しました。
特別セミナーから学んだこと
しかしセミナーの冒頭に講師の土井さんからは参加者への励ましを込めて、こんな言葉が投げかけられました。
「そんな意識のままだと、いつまでたっても成長できませんよ」
こんまりさんは、その言葉を聞いてショックを受けました。自分の迷いを見抜かれていた気持ちになったのです。
自分はこれだけ本を出したくて、出版セミナーは自分にとって絶対に必要だと分かっていたのに、価格で物事を決めてしまっていた。
自分にとって本当に必要だと思う情報は、ちゃんとお金を払って受け取ったほうがいい。お金を払ったことで、自分自身も覚悟が決まるのだということに気づいたのです。
そして、情報やノウハウを提供する側も、無料のものよりも有料のものに力を注ぐことは自然なことです。
高額なものが何でも良いわけではなく、内容を見極める力は必要です。でも、有料の情報を得ることは、より有益で質の高いものを得ることなのだと特別セミナーから学びました。
高額だと思っていたセミナーは自分の夢への投資だと認識が変わりました。そして最大限に学び取り、出版へ活かしたのでした。
お金を払って最大限に受け取る
このエピソードはこんまりさんの夫であり「こんまり」プロデューサーでもある川原卓巳さんがインタビューで明かしたものです。
川原卓巳さん自身も、これまで必要な情報にはお金を払って受け取ることを実践してきました。本を買うときも中古では買わず、必ず新品を購入するそうです。
数十万のセミナーだけでなく、千円の本に対しても同様なのです。お金を払って情報を受取ることで、学ぶ意欲が最大になると川原さんは言います。
こんまりさんは、この気付きをきっかけに、出版以外にも自分に必要だと思う情報やノウハウを得る学びにはどんどん投資するようになりました。
「こんまりの成功は、自分の大切な学びには惜しまずに投資してきたからであり、その有益なインプットのおかげだ」
と、川原卓巳さんはインタビューで語っています。
参照:「若い頃のこんまりを覚醒させた驚愕の出版セミナー 川原卓巳」ダイアモンドONLINE
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