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小さな旅・思い立つ旅|リフレッシュとリラックス[鳥取の民藝、温泉、割烹、国宝]篇

リラックスか、リフレッシュか

どちらも頭や体の疲れをとって、気分転換をすることだと思うんだけど、その意味合いは大きく違う。

「リラックス」は、のんびり映画をみたり、静かに読書したり、物思いに耽ったり。静的な感じ。反対に「リフレッシュ」は、海までドライブしたり、山に登ったり、買い物したり。どちらかというと動的な感じ。

旅と本と映画、そして建築も。

あまり深く考えずに決めたnoteの名前の後ろにつけた言葉なんだけど、リラックスリフレッシュという視点でみると、どっちの気分転換も好きだったんだ、と今頃気づく。

今年も残りあと3ヶ月。
鳥取まで、気分転換に旅でもどうでしょう、という話。


「思い出」 と 「思い入れ」

」と「」の一文字違いなんだけど、意味合いは大きく違う。

秋の思い出、思い出の場所。
強い思い入れ、思い入れのある場所。

思い出」は、過去の話。「思い入れ」は、現在進行形。歳を取れば取るほど思い出は増えるけど、思い入れは、自分に強い興味と好奇心がないと増えることはない。

窯元まで訪ねて手に入れた「思い入れ」の強いうつわ

思い出はもちろん大切だけど、どれだけ強い思い入れのあるモノやコトが、自分の中にあるか。そこをもっと大切にしていきたい。

と、いうことで、「思い入れ」のある鳥取の各地をご紹介。リフレッシュできる場所や、リラックスできる場所。

鳥取の民藝、温泉、割烹、国宝の旅へ。


因州中井窯|鳥取

黒と緑と白の釉薬で染め分けた美しいうつわ

鳥取民芸運動の指導者 吉田璋也の影響を受ける窯元。牛ノ戸焼の伝統を継承し、大胆でありながら、ぽってりと素朴な質感。温かみのある美しいうつわ。

窯の煙突と長閑な風景が広がる窯元


山根窯|鳥取

田んぼの真ん中の細い道を通り抜けた先にある窯元

ご夫婦の人柄がとてもよく、自宅にお邪魔して、居間で談笑しながらうつわを眺める。もうそれだけで最高。うつわを買いに来たのか、うつわを口実にお宅訪問しに来たのか、よくわからない状態。

とてもセンスの良い調度品に囲まれたご自宅
うつわを物色中、、


岩井窯|岩美

人里離れた山奥深くに、ふと現れる瀟洒な佇まいのお屋敷群。

広々とした敷地に、ぐるりと回廊で囲まれた3つの建物は、窯元と喫茶と展示館。出西窯出身でありながら、洋の東西を問わず、世界各国からさまざまなインスピレーションを受けた独特の風合いの器。

ギャラリーにもなっている参考館にて


岩井屋|岩美

1300年の歴史を誇る山陰最古の温泉

民藝と畳 源泉掛け流しの秘湯

鳥取の民藝に包まれる温泉宿。ミシュランにも掲載される創業130年の温泉宿。全館畳敷き、天然掛け流し温泉、14室しかない静かな宿で、ゆっくりリラックス。


たくみ割烹店|鳥取

民藝美術館の横に建つ、民藝に囲まれた食事処

鳥取民藝の聖地であり、しゃぶしゃぶ発祥の地でもある超有名店。味も空間も最高に良い場所。民藝美術館、たくみ工藝店、たくみ割烹店と3つの建物を順々に巡ってリフレッシュ。

民藝美術館もぜひ立ち寄ってほしい

三徳山三佛寺投入堂|三朝

日本一危険な命がけの巡礼地

鳥取唯一の国宝建造物。断崖絶壁に建造された懸造平安密教の数少ない現存遺例。入山は観光ではなく修行。鎖やロープ、木の根にしがみついて登る場所もあるほど過酷で、死亡事故も多発する危険な道だけど、それでも投入堂を見る価値はある。わらじで入山するのがおすすめ。

根を掴んで崖をおりる。わらじはとても歩きやすい。
手すりはないので自己責任

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