やる気のないときにするべきたった1つの冴えたやり方

やる気が出ないときは本気でつらい。
「やるべき」「やらなきゃ」と頭の中で理性ある自分が叫んでいるのに、なんかもう精神的に無理。体が動かない。ベッドから一歩たりとも出たくない。
理性ある自分 vs 面倒くさがる自分。
自分同士の内戦勃発である。これがまた精神的につらい。

今朝の自分の状態がまさにそれ。
仕事の原稿がどうしても書けないのである。書けないから余計にやりたくない。
なんか暑いから体もだるいし、よく見れば部屋も汚いし、だんだん自分の不安定な境遇に思いを馳せて鬱になってくるし、いやもうほんと無理。Yaruki/Zero。

じゃあ私はどうしたか。

泣く泣くノートパソコンを鞄につめてマクドナルドへ行った。

「暑いときはカフェインを摂らない方がいい」という知識をぼんやり思い出しながらジュースを頼み、冷房が効いて涼しい店内の中で、泣く泣くパソコンを開いた。

やる気がないから当然サクサク進むわけがない。ちょっと文章を打つ→ジュースをすする→またちょっと文章を打つ→周りの元気のいいキッズを眺める→またちょっと打つ→終わんのかなこれ。
延々これの繰り返し。

数時間後、粗々ながら、なんとか原稿が1本できあがっていた。
時給換算? やめようそういうことを言うのは。

やる気のないときにするべきたった1つの冴えたやり方。
それは「とにかくちょっとだけやる」。

もうすでに5億回は言われているだろうが、本当にこれしかない。
悲しいことだが、魔法はない。

やる気がないから、やっても効率はめちゃくちゃ悪い。でも、mm単位でも進んではいる。運がよければ、やっているうちに集中してくる。ランナーズハイになれたらラッキー。まあ別に今日の私はならなかったけど。それでも、少なくとも「やりたくない原稿の第一稿はなんとか書けた」。そっちが大事。

家にいるのが無理なら、必要道具を全部カバンに詰め込んで外に出るのがいい。
私はたまたまマクドナルドに行ったけど、スターバックスでもコワーキングスペースでも図書館でも、作業ができる場所ならどこでもいい。
やりたくなくても、少なくともベッドはないので、寝転がってだらける心配はない。

やる気があろうがなかろうが、一文字打てば一文字分進むのだ。
それだけが揺るぎない事実なのである。

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