見出し画像

背番号「17」長男の最初の壁

こんにちは。
8歳・5歳・1歳の子どもを育てているsatomiです。

長男8歳が野球をはじめて1年になりました。
最初は週に一度90分という野球スクールに昨年12月から通いました。
そこでは、投げること打つこと、基礎の基礎を優しい先生方に褒めてもらい持ち上げてもらいながら、野球の楽しさを学んだ1年でした。

そこから、新たなステージへ移行した今年の11月。
スクールからスポーツ少年団のチームへと移りました。
それまでのスクールは未就学児もいて、とにかく「楽しく」がモットー。
1年に何度かスクール対抗の試合もありましたが、Tボール大会でまずはみんなで試合の体験をしてみようというものでした。
長男は大会や合宿ごとにベストナインなどの賞もいただき、自信を持つ姿も印象的でした。

しかし、スポーツ少年団はそうはいかない。
6年生までいるチームで、2年生の長男はまだまだ身体も小さく、プレーの技術面でも、未熟さばかりが目立ってしまうポジション。
毎週土日には4時間半の練習、そして試合の日は朝から晩までなので、まずは体力をつけ精神力を身につけなければいけない。
そして、今までのように楽しい一辺倒には行かない。
また、行きたいという本人の強い意志で入団したものの、すでに今年の夏たくさんの試合を共に経験してきた上級生ばかりの仲間に入っていくのは至難の業でした。
度々目に映る、輪の中に入っていけないポツンとした長男の姿。
親としては、そのような姿にこちらの心がズキズキ痛みました。そして、出来るなら私が入っていってどうにか上級生との関係を取り持ってあげたいとまで思いました。
これが正直な親心です。

でも…きっとこの先だって、色んな壁にぶつかるはず。
子どもの道を先回りして小石を取り除いてあげて綺麗な道を作ってあげても、また違うぼこぼこ道にぶつかるはずです。
それよりは、子どもの踏み出す力を信じ見守るほかないのだと思いました。
ブルドーザーではなくヘリコプター型の親にならなければいけないのではないかと。

なかなか輪の中に入れず、そして試合を意識した本格的な練習には入れてもらえなく元気もなかった夜。
寝る前に長男にこんな話をしました。
「なんであんなにチームのメンバーが仲が良いか分かる?暑い日も寒い日も一緒に練習してきたからだよ。悔しい時も嬉しい時も一緒に経験してきたからだよ。」
「焦らなくても一つ一つのボールを大事にして声を出して頑張っていけばきっと大丈夫」
長男はただただ話を聞いて眠りにつきました。

次の週も、黙々と練習も頑張っている姿。
そして、少しずつ仲間とも打ち解けてきた姿。
きっと本人なりに精一杯頑張っていたのでしょう。そんな姿にも涙が出そうでした。
確実に成長している…そう感じました。

そんな長男の姿から強く実感したことは、やはり子どもには踏み出す力があるのだということ。
そして、親ができることなんて、「大丈夫」と励まし続けることしかないのかもしれないということ。

逆に長男の新しい世界に飛び込んで頑張っている姿から、私だって負けてられないなと励まさえもらいました。
どんなにやりたいと思ったことでも、越えなければならない壁はいくつもあるはず。だけど一つ一つ乗り越えていけば見たことのない景色を見られるのではないかと思います。
隣で伴走していきたい。あくまで見守るスタンスですが。

長男がもらった背番号は17番。大谷翔平選手も17番!佐々木朗希選手も17番!同じ背番号を背負って頑張っている選手がいることだけでも何だか母としても誇らしいです。

長男も大谷選手と同じ番号に大喜び。そうだよね。

これからも信じ見守っていける母親になれるよう、私自身も成長していきたいです。

そして、スポ少に入り、親の負担も時間も大分多くなりました。
大変といえば大変。そして体力も奪われます…。
月曜日仕事に来ると、ホッとしたりして…笑
でも、きっと試合で長男が活躍できる日を見ることができたらどんなに嬉しいのだろうと今から楽しみでもあります。
だからこそ、親も楽しんで応援していきたい。
熱中体験こそ、大きく成長できる機会なのだと信じて

最後までお読みいただきありがとうございました。



この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?