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人事評価制度は誰のため?

人事評価制度をなぜ導入するのか?
10年以上前の私なら、
・社長の好き嫌いで評価して欲しくない
・無いよりあった方が何となくいい
・スタッフの不公平を無くしたい
と言ったことを答えただろう。

しかし、自分が専務取締役支配人として組織をけん引する立場となり、自分が大切にしていることにフォーカスした時、人事評価制度の導入目的が変わっていった。

人事評価制度はスタッフの成長の為にあるのだ!

もちろん、その評価は給与にも反映されるが、間違ってもスタッフを降格したり、減給したりすることが目的ではない。
評価項目を作っている間は、頭から煙が出るほど考えて考えて考え抜くわけだが、そんなプロセスもスタッフの成長を願い、ワクワクしながら作った評価制度は、スタッフにも感動を与えることができると確信している。

こういう話を他の経営者にすると、「それはきれいごとだよ」と言う人もいる。もちろん、スタッフ全員を感動させられる自信は無いけれど、それでも、全身全霊をかけて作った制度を見て、目をキラキラさせながら、「この評価制度を見ていると、とてもやる気が出てきます!」と言われたことがある私にとっては、間違いなくきれいごとではないと言える。

コーチングやコンサルティングをしていると、人事に悩まれている経営者の方が多いことを実感するが、そもそも、スタッフのことをどのように思い、自分の責任と役割をどのように考え行動しているかによって、問題の解決方法も変わってくる。

全ては社長の鏡

道徳なき経済は犯罪であり
経済なき道徳は寝言である

二宮尊徳さんのこの言葉を念頭におき
悩める経営者の力になれるよう励んでいきたい今日この頃である。

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