見出し画像

単調でテンポの悪い文章を回避する5つの絶対ルール

はじめに

どうもみやびんです!
文章を書くとき、読み手にとってわかりやすくて面白いものにしたいと思うことはありませんか?

しかし、実際に書いてみると、どうしても単調でテンポの悪い文章になってしまうことがあります。
そんな文章は、読み手の興味を引きませんし、伝えたいメッセージも届きにくくなります。

そこで、この記事では、単調でテンポの悪い文章を回避するための5つのルールを紹介します。

これらのルールを守ることで、文章の表現力や読みやすさが向上し、読み手に寄り添い、共感を得られるようになります。
具体例もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.一文を端的に書く

一つ目のルールは、一文を端的に書くことです。
長くて複雑な文は読み手に負担をかけます。主語と述語を明確にし、必要な情報だけを伝えるようにしましょう。

例えば
「私は今日は仕事が忙しくて、昼食もろくに食べられなかったし、帰りも遅くなってしまって、疲れ果ててしまいました」
という文は、情報が多すぎて読みにくいです。

これを
「今日は仕事が忙しくて疲れました」と端的に書くと、読み手に伝わりやすくなります。

一文を端的に書くことで、文章がわかりやすくなります。

2.豊かな表現を用いる

二つ目のルールは、豊かな表現を用いることです。
同じ言葉や表現を繰り返すと単調になります。
類義語や比喩、例え話などを使って、読み手の興味を引きましょう。

例えば
「この本は面白いです。とても面白いです。本当に面白いです」
という文は、面白さが伝わりません。

これを
「この本は目が離せないほど面白いです。登場人物の感情に共感できるし、展開も予想外で驚きました。読み終わった後も余韻が残るような作品です」

と豊かな表現にすると、読み手の興味を引きます。

豊かな表現を用いることで、文章が魅力的になります。

3.文末のリズムを工夫する

三つ目のルールは、文末のリズムを工夫することです。
文末が同じ助動詞や語尾になると、文章が平板になります。
文末に対話や疑問、倒置法などを入れて、文章に変化とリズムをつけましょう。

例えば
「彼は優しい人です。私は彼が好きです。彼と一緒にいると幸せです」
という文は、文末が「です」で揃っていて単調です。

これを
「彼は優しい人!
私は彼が好きなんです。
彼と一緒にいると幸せに包まれます」
だと文章に変化とリズムがつきます。

また
「彼は優しい人だ。私は彼が好きだ。彼と一緒にいると幸せだ」
という文を
「彼は優しい人だから、私は彼が好きなのだ。彼と一緒にいると幸せなのだ」
と文末に「のだ」を入れると、文章に強調とリズムがつきます。

文末のリズムを工夫することで、文章が生き生きとします。

4.箇条書きにして構成を把握する

四つ目のルールは、箇条書きにして構成を把握することです。
文章の流れや論理性がわかりやすくなるように、段落や項目を整理しましょう。
箇条書きは視覚的にも読みやすく、テンポ感も出ます。

例えば
「私はこの本をおすすめします。この本は面白いです。この本はためになります。この本は安いです」
という文は、理由がバラバラで説得力がありません。

これを
「私はこの本をおすすめします。その理由は以下の通りです。
・面白いストーリーで読み応えがある
・知識やスキルが身につく内容でためになる
・価格も手頃でコスパが高い」
と箇条書きにすると、文章の構成が明確になります。

箇条書きにして構成を把握することで、文章が効果的になります。

5.接続詞や文末を工夫する

五つ目のルールは、接続詞や文末を工夫することです。
一文二意以上にならないように、接続詞や文末で文の関係やニュアンスを明確にしましょう。

例えば
「しかし」「だから」「〜である」
などは、対比や原因・結果、断定などを表します。


「パソコンのCPUはソフトやキーボード操作など動作を制御するものである」
という文は、単純な事実の説明です。

これを
「パソコンのCPUはソフトやキーボード操作など動作を制御するものであるからこそ、高性能なものを選ぶべきだ」
と文末に「からこそ」を入れると、原因・結果の関係がわかります。

また
「パソコンのCPUはソフトやキーボード操作など動作を制御するものである」
という文を
「パソコンのCPUはソフトやキーボード操作など動作を制御するものであって、それ以外のことはできない」
と文末に「であって」を入れると、対比の関係がわかります。

接続詞や文末を工夫することで、文章がわかりやすくなります。

まとめ

この記事では、単調でテンポの悪い文章を回避するための5つのルールを紹介しました。
それぞれのルールは以下の通りです。

1.一文を端的に書く
2.豊かな表現を用いる
3.文末のリズムを工夫する
4.箇条書きにして構成を把握する
5.接続詞や文末を工夫する

これらのルールを守ることで、文章の表現力や読みやすさが向上し、読み手に寄り添い、共感を得られるようになります。
文章を書くことは読み手との対話ですから、読み手の心を動かすために工夫してみましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?