漫画原作「SOLID OF THE WARRIORS」

①工業地帯
工業地帯。工場、倉庫、郵便局、コンビニ、定食屋、歩行路が存在。
N 「幻獣(モンスター)多量発生後の世界。人間と幻獣達との戦闘は続いていた」
草木が生えた歩行路。歩行中の戦士の射鹿結(いるかゆう)。M203A2付きのM4カービン(小銃に略)を携帯、ショートポンチョを着て、SPCとPALを装備、足のホルスターにグロッグ19M(拳銃に略)を納め、ロングソード(剣に略)とソードベルト、左腕に、中央に大きな天然石のある腕輪をしている髪型がツーブロックのシャープな顔立ちの青年の結。
N 「その中で、戦士(ウォーリア)を始めとして、幻獣と戦い続ける者達がいた」
小銃を携帯し、歩行する結。
N 「これは、幻獣と戦う者達の物語である」
建物の片隅から、結を見る謎の影。
結 「此処は、幻獣の襲撃で放置された工場地帯だったんだよな」
周囲を見渡す。雑草が生えている建物群。
結 「しかし、依頼とは言え、一人で、このエリアの幻獣退治って」
結の周囲を素早く動く影。
結 「!? 」
影に気付く。小銃を構える。
結 「幻獣か」
額に汗。
結の目の前に、幻獣グール(愚鬼)が出現。M3A1短機関銃(機関銃に略)を装備し、血走った目、平らな鼻、坊主頭、長い手足、腰蓑を着用している愚鬼。
結に機関銃を撃つ愚鬼。
結 「何の! 」
急いで、近くにあった廃車に走って、銃弾を回避。
結 「グールか。幻獣も強化してるな」
廃車の脇から、愚鬼を見る。機関銃を構える愚鬼。
愚鬼が5、6体出現。
結 「厄介な事になったな」
小銃を構え、額に汗。
謎の影が動く。
死角から、愚鬼に向かって、1体の愚鬼に銃弾が被弾。
結 「俺の他にも人間が居るのか? だが、チャンスだ! 」
結も動き出す。
結 「グール! 」
愚鬼の近くに結が登場。小銃を構える結。
結、立ち撃ちで、小銃を撃つ。
愚鬼の1体に、銃弾が被弾。他は素早く回避。
結 「流石はグール! 素早いぜ! 」
小銃を構えながら言う。
結 「!? 」
1体の愚鬼が、結に向かって走って来る。
死角から、銃弾が被弾し倒れる。
警戒する愚鬼達
結 「掟破りだが! 」
警戒している愚鬼に向かって、小銃の擲弾を撃つ。愚鬼達に命中して、大爆発。
結 「グールは、まだ居るぞ! 此処は、一先ず撤退だ! 」
走って、撤退。
結 「アレは? 」
謎の影を目撃。
謎の影を尾行する結。

②定食屋
「のーと屋」と言う看板のある定食屋。
影が定食屋で止まる。影が、定食屋の隅に消える。

➂定食屋・隅
定食屋の隅。店を背にして、影が、水筒の水を飲む。
声 「オイ! 」
声に気付く影。
結 「さっきは、助けてくれて、有難う。本当に、助かった」
結が影に近付く。
影 「良いって事よ! あんま、人間さんが、オイラに近付かない方が良いぜ! 」
結 「何故だ? 」
不思議がる。
影 「まあ、色々あるんだぜ」
後ろに行く。
結 「お前、何者だ? 」
影を見ようとする。
ジェイク「こう言うモンだぜ」
影の正体、ホブゴブリンのジェイク。H&KMP7(機関銃に略)を携帯し、メンズモヒカンの髪型、尖った耳と長い鼻を持ち、ボディーアーマーを装備しているジェイク。
結 「ゴブリン? 」
ジェイク「ホブゴブリンだ! 」
デフォルメ調で大きな顔になって、突っ込む。
結 「アッ、ハイ」
結もデフォルメ調になって返答。
ジェイク「ゴブリンとはルーツが同じだけど、オイラ達ホブゴブリンとは、違う進化を遂げたんぜ! 」
結 「嗚呼、成程」
デフォルメ調で頷く
ジェイク「グールだらけの場所に来るなんて、全く命知らずの人間もいるもんだぜ! 」
回想。機関銃を携帯した愚鬼達が工業地帯を歩行。
結 「戦士だから、幻獣と戦わなきゃいけないんだよ」
苦笑いの結。
ジェイク「オイラはジェイクって言うんだ。幻獣の世界で高人類(ハイヒューマン)と戦っている抵抗組織の一員だ」
結 「俺は、戦士の射鹿結だ。よろしく」
両者握手。
結 「抵抗組織って事は」
結、脳裏に三作目に登場した幻獣ユニコーンのライアンを思い出す。額の一本角、筋肉質の両足、ライオンの様な尻尾、二つに割れた蹄、白い体で首に大きな水晶がある首輪を持つライアン。
ジェイク「おめえ、幻獣も見ても警戒をしねえのは、肝っ玉が座っているぜ」
鼻を擦る。
結 「まあ、似た経験が合ってね。」
ジェイク「じゃあ何だ。この地帯の情報を含めて、オイラの塒で話を聞くぜ! 」
笑顔のジェイク。

④洞窟
工業地帯から、少し離れた場所にある森林の中にある洞窟。

➄洞窟・内部
内部。ジェイクの塒がある。ランタン、地図、短剣、革鎧、リュックサックがある。
ジェイク「オイラは、この世界の高人類や幻獣の動向調査しにやって来たんだぜ」
回想・以前に登場した高人類、幻獣達の画。
結 「成程」
頷く。
ジェイク「ここ一帯は、高人類が、この世界の征服の為に自分達の前線基地にしようとしてるんだぜ」
と言って、鯖缶を開け、フォークで一気に鯖を食べる。
結 「ワイルドな奴」
ジェイクの食べる姿を見て。
ジェイク「特に奥にあるでっけえ建物には、グールや他の幻獣が居て、幻獣達の拠点になってるんだ」
回想・工場。上部に窓があり、中央に大きなトラックの搬入口がある工場。駐車場には、機関銃を携帯した愚鬼達がいる。フォークリフトも存在。
結 「さて、どうする? どう、グールの他に幻獣、高人類がいる建物を攻略するか」
ジェイク「グールは一筋縄ではいかねえし、強い幻獣も居るぜ」
口に手を当てて言う。
結 「助けを呼ぶか、ジェイクと俺で戦うかの二択だ」
額に汗。ジェイクを見る。
声 「第三の選択肢がある」
結・ジェイク「!? 」
声に驚く。
ジェイク「あの声は? 」
結 「洞窟の外からだ! 」
急いで、洞窟を出る。

⑥洞窟・外
洞窟の外。
洞窟から出る結とジェイク。
幻獣ユニコーンのライアンの全身の画。二人を待つライアン。
ライアン「久し振りだな結、ジェイク。話は聞かせてもらった」
ライアンの顔のアップ。
結 「兄弟」
ジェイク「ライアン、会いたかったぜ! 」
走って、急いで抱き着く。
ライアン「ジェイク、相変わらず表現がストレートだな」
ジェイクを見て言う。
結 「ライアン、この世界に、何し来た? 」
結も、近付く。
ライアン「結、ジェイクを迎えに来た。この世界の調査員の交代要員が来ているんだ」
ライアンの横顔。
ジェイク「エッ!? オイラ、故郷に帰れんの! 」
デフォルメして、大きな顔で驚く。
結 「そんなに、驚かんでも」
脇で、結が突っ込む。
ジェイク「だが、此処の幻獣達の拠点が気になるんだ。何とかしねえと」
真面目な表情で言う。
ライアン「だから、第三の選択肢だと言ったろ。俺もこの件を手伝う」
結 「その手があったか! 」
ニヤリと笑う。
ライアン「俺と結とジェイクの三人で、幻獣の拠点を攻略する」
結、ジェイク、ライアンの顔のアップ。
結 「俺達なら、出来るな」
頷く。
ジェイク「よっしゃ! 一丁ヤッタるぜ! 」
笑顔のジェイク。

⑦工場・正面
大きな工場。駐車場で、機関銃を携帯した愚鬼達。
前方で警備中の愚鬼。愚鬼の前に、突如謎の影が出現。
影を機関銃で撃つ愚鬼。他の愚鬼達も機関銃で撃つ。
撃ち方を止める愚鬼達。謎の影の正体は、錻力の玩具であった。
ジェイク「喰らいやがれ! 」
立ち撃ちで、機関銃を撃つ。
銃弾が被弾して、倒れる愚鬼達。
一体の愚鬼が、ジェイクに突進。
ジェイク「オット! 」
機関銃を連射して、愚鬼を倒す。
数名の愚鬼が、機関銃を撃とうとする。
結 「ハッ! 」
剣を持った結が現れて、数名の愚鬼を、高速で、斜め一閃、横一線、真っ向切りで、次々と斬り倒す。
結 「!? 」
一体の愚鬼が結を機関銃で撃とうとする。
結 「トォウ! 」
高速で接近し、逆袈裟斬りで愚鬼を倒す。
駐車場の隅にいた生き残った愚鬼達の前に、素早くライアンが登場。
機関銃を撃つ愚鬼達。
ライアン「甘い」
六角形のバリアを発生させて、銃弾を防御。
ライアンが愚鬼に接近。
身体を素早く旋回させて、愚鬼達を吹き飛ばす。
ジェイク「ライアン! 」
ライアンの後ろに、愚鬼が接近。
ライアン「分かっているさ」
後ろ足の蹴りで、愚鬼を吹き飛ばす。
結 「流石は兄弟」
ライアンに駆け寄る、結とジェイク。
ジェイク「やけに静かだぜ」
警戒する。
ライアン「第二陣だ」 
中央のトラックの搬入口から、刀を携帯した愚鬼達が出現。
ジェイク「結! 」
結 「了解! 」
結とジェイク、ライアンの前で、立ち撃ちで小銃、機関銃を撃つ。
銃弾が被弾し倒れる愚鬼達。
ライアン「仕上げは任せろ」
ライアンの身体に電流が流れる。
電流に流れた状態で、立っている愚鬼達に向かって走るライアン。
ライアン、愚鬼達に体当たりし、次々と爆発していく愚鬼達。
結・ジェイク「お前、相変わらず凄げえな・・・」
デフォルメした表情でライアンを見る二人。
結 「!? 」
結の腕輪が光る。
結 「新手が来るぞ! 」
表情が険しくなる。
工場の隅から、突き出る嘴。
幻獣コカトリス(大鶏に略)の群れが出現。全高3m、雄鶏の頭部、プテラノドンの翼、コモドドラゴンの尾を持つ大鶏。
結 「コカトリスだ! 」
大鶏の一匹が嘴から、石化光線(光線)を出す。光線が、倒れている愚鬼に直撃し、石化。
ジェイク「彼奴の口から出す奴に当たったら、マジで石化しちまうぜ! 」
結 「俺に任せろ! 」
結が腕輪を翳し、三人を防御する大型のバリアが発生。
バリアが、大鶏の群れの光線を防御。
次々来る光線を防御するバリア。
反撃する機会を伺う結、ライアン、ジェイク。
大鶏の光線が一瞬止まる。
ライアン「今だ、兄弟」
結を見て言う。
結 「了解! 」
大型のバリアが高速で前方へ移動。
バリアが、前方の大鶏を吹き飛ばす。
飛ばされた大鶏を見て、驚く他の大鶏達。
ジェイク「反撃するぜ! 」
横一列に並んだ、ジェイク、ライアン、結。
ジェイク、機関銃を構える。
立ち撃ちで、機関銃を撃つジェイク。被弾し倒れる大鶏。
結 「ハッ! 」
脇構えになり、剣から三日月のビーム波(三日月に略)を放つ。次々と大鶏に被弾し大爆発。
ライアン「行け」
身体から衝撃波を放つ。衝撃波が直撃、吹っ飛んで行く大鶏達。
結 「仕上げだ! 」
剣から、大型の三日月を放つ。生き残った大鶏の群れに直撃して、大爆発する。
ライアン「終わったか? 」
周囲を見渡す。
突如、大地が割れ、其処から、大型の幻獣の影が出現。
結 「彼奴は!? 」
額に汗。
現れた幻獣サラマンダー(炎竜に略)。アルマジロトカゲがイメージで、全長10mで、前進に炎を纏っている炎竜。
ライアン「サラマンダーか」
結 「高人類も居る! 」
炎竜の上空に、ブレザーの制服を着用した少女が浮かんでいる。
茉依羅「来たか、射鹿結。そして、抵抗組織ブローの幻獣共」
ブレザーの制服を着用した少女の高人類茉依羅(マイラ)。長身、大きな目、ロングストレートの髪型の茉依羅。
茉依羅「我が名は茉依羅。この地区を統括する高人類だ」
結達を見下す様に言う。
結 「やっぱり来たか!」
剣を中段に構える。
茉依羅「この地域の要塞化計画も、振り出しに戻った。ならば、お前らの首を総司令官に差し出すまでだ」
冷酷な表情で言う。
ジェイク「全く! 厄介な事になっちまったぜ! 」
機関銃を構える。
ライアン「良かろう。この戦い受けて立とう」
ライアンの顔のアップ。
結 「俺は高人類と戦う! 兄弟とジェイクはサラマンダーを頼む」
剣を中段に構える。
ジェイク「オウ! 」
ライアン「任せろ」
ジェイクとライアンの顔のアップ。
茉依羅「命頂くぞ」
両腕から、ビーム剣を発生させ、結達に放つ。伸びるビーム剣。
結 「させるか! 」
伸びた二本ビーム剣を剣で弾く。
茉依羅「流石は、抵抗組織の勇者アーロンが使いこなしていた魔法の剣だ」
薄ら笑う。
結 「是でも、喰らえ! 」
剣から、三日月を放つ。
茉依羅、三日月を弾き返す。
結 「戦いの場所の移すぞ」
ライアン達の場所から離れる。
茉依羅「良かろう」
茉依羅も、飛行して、結に付いてくる。
ライアン「ジェイク、サラマンダーと戦うぞ」
ジェイクの方を見る。
ジェイク「相手にゃ、丁度良いぜ! 」
機関銃を構える。
ジェイク「行くぜ! サラマンダー! 」
立ち撃ちで、機関銃を撃つ。
ライアンも、身体から衝撃波を放つ。
炎竜に、銃弾と衝撃波が被弾するが、ビクともしない。
ジェイク「何だ彼奴は!? オイラの知ってるサラマンダーじゃねえ! 」
額に、汗して驚く。
ライアン「厄介だな。強化されてるぞ」
炎竜を見る。
炎竜、ライアン達に、高速で尻尾を放って攻撃。
ライアン達素早く尻尾を回避。
ジェイク「危なかったぜ」
炎竜の口から、炎が拡散されて、放射される。
ライアン「防御」
ライアンとバリアの前に六角形のバリアが出現。炎を防御する。
ライアン「奴は防御力と戦闘力が強化されている」
炎竜を見る。
ライアン「炎の属性なのが救いだが、此処に炎を冷却する物質はないぞ」
火炎を吐き続ける炎竜。
ライアン「どうする」
ライアンの横顔。

⑧道路
工場の近くの道路では、結と茉依羅の戦闘が続く。上空で茉依羅が両手から、複数の光球を放つ。
結、腕輪のバリアを発生させて、防御する。
結、大型の気功弾を茉依羅に放つ。茉依羅に気功弾が被弾。
茉依羅「効かないぞ」
両手を、翳して防御。
茉依羅「喰らえ」
両手の指からビームを放つ。
結 「そっくり、返すぜ! 」
腕輪のバリアが発生、ビームを弾き返す。同時に、前面にバリアが移動して、茉依羅目掛けて移動する。
茉依羅「何? 」
驚く。後方へ吹っ飛ぶ。
茉依羅「油断した」
体勢を直す。
結 「用心するのは、これから先だ! 」
脇構えで、剣を持つ。そして、剣から、リング状のビーム波(円に略)を放つ。回転して、茉依羅に向かう円。
茉依羅「下らん」
片手で円を弾き返す。
結 「肝心なのは、此処からだ! 」
剣から、大型の球体のビーム波を放つ。
茉依羅「シマッタ! 」
腕を翳して防御。しかし、防ぎきれず、上空で大爆発。大きく後方へ飛ばされる茉依羅。
結 「是で、暫く奴は来ない!」
上空を見る。

⑨工場・正面
工場の正面では、ライアンとジェイクが炎竜と戦闘。
ジェイクの援護で、炎竜に向かって、目から光線を放つライアン。光線が炎竜に直撃して爆発する。
ジェイク「やったぜ! 」
笑顔。
ライアン「エネルギーは消費するが、奴と戦うなら止むえん」
体内に電流が流れている。
炎竜が上空に顔を上げ、火炎放射の準備。
ライアン「今度の攻撃は大きいぞ」
身構える。
上空から、彗星型のビーム波(彗星に略)が現れて、炎竜の背中に直撃する。
倒れる炎竜。
ジェイク「何が起こってんだ!? 」
キョロキョロする。
結 「遅れて、スマン」
結が合流。
ライアン「さっきの攻撃は兄弟か」
結 「嗚呼、サラマンダーの死角を攻撃すれば良いんじゃないかと思って」
立ち上がろうとする炎竜を見る。
ライアン「兄弟、力を貸してくれ。奴の防御力を軽減したい、剣から風を出してくれ」
完全に立つ炎竜。
結 「了解! 」
剣から、竜巻型の突風群(突風に略)を出す。
突風が、炎竜に直撃して、身体に纏っていた炎が無くなる。
ライアン「兄弟もう一度、死角から攻撃だ。あの彗星を出してくれ」
結 「分かった! 」
剣を空高く掲げる。
上空から、彗星群が現れて、炎竜に直撃。
ライアン「続いて」
角から高圧電流が放電。
高圧電流が、炎竜に直撃し、爆発。
ライアン「仕上げだ。結、ジェイク援護を頼む」
結・ジェイク「OK! 」
両者、銃を構える。
ライアン「チャージ」
身体に電流が流れる。
結とジェイクが銃を撃って、援護射撃。
ライアン「行くぞ」
炎竜に目掛けて走る。
ライアンが、目の前の倒れていたフォークリフトを踏み台にして、炎竜目掛けて         跳ぶ。
ライアンが、自らを光の弾丸と化し、炎竜に体当たり。
光の弾丸が直撃し、大爆発する炎竜。
後方へ飛ばされた茉依羅が、飛行して戻って来る。
茉依羅「何!? 」
下の光景を見る。
ライアンと銃を構えた結とジェイクが待ち構える。
ライアン「手下は倒したぞ。さあ、どうする? 」
茉依羅「チッ」
飛び去る。
ジェイク「やったぜ! 」
喜ぶジェイク。笑顔の結。

⑩森林
森林。結とライアン、ジェイクが居る。ジェイク大きなリュックサックを背っている。
ライアン「それじぁあ、兄弟。俺達は、元の世界に帰る」
結 「嗚呼、今回は有難うな」
笑顔。
ジェイク「結、お前さんと別れるのは寂しいが、又会える事を信じてるぜ」
結 「それ、何だよ!」
ニヤッと笑う。
ジェイク「友情の大切さを知れってんだ! 」
デフォルメして言う。
ライアン「さらばだ。兄弟元気で居ろよ」
結 「お前も元気でな」
ジェイク「結、じゃあな! 」
大きく手を振る。
結 「友達か」
帰る二人の後ろ姿を見て、笑顔になる。

⑪無人の住宅街
住宅街。
N 「その頃、恐るべき刺客の集団が、ある目的の為、この世界にやって来た」
住宅街を走る忍者装束の男(配下)。
配下が、朝服を着用した女性叶芽(かなめ)の前に止まる。流し目で黒髪ロングの髪型の叶芽。
配下「叶芽様! 準備整いました! 」
叶芽の前で、膝待づく。
叶芽「ご苦労であった」
叶芽の顔のアップ。
配下「我等の宿願である。一族の再興が、是の作戦の成功で成し遂げられるのでしょうか? 」
下を向く配下。
叶芽「高人類との約束だ。この一件が成功すれば、条件通り、一族の再興と領地を還して貰う約束になっておる」
後ろを向く。
配下「ですが」
上を向く。
叶芽「だからこそ、やらねばならぬ」
振り向く。
叶芽「射鹿結の抹殺を! 」
叶芽の全身画。そして、「To Be Continued」の文字。