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人にデザインを任せるメリットって何?

僕は普段、自分のギャラリーであるカフェギャラリーきのねで展示する分のDM、特に僕の企画で開催する分は自分でデザインしています。
名刺やショップカードなど身の回りの印刷物は基本的に自力です。
そこに加えて、依頼があればですが、他者が企画した展示会のDMや作家さんのお名刺、作品集のデザインも手掛けたりしています。

HPといったWeb関連が完全に素人で知識もほぼ皆無なので、僕の場合はお金を払ってWebが得意な方にお願いをしてHPを作ってもらいました。
「餅は餅屋」という考えは本当に大事だと思っています。
「自分でできる!」と自力でなんとかしようする姿勢はもちろん素敵なことですし、その範囲を広げる努力は間違いなく財産になります。

そんな中で、ノンデザイナーさんがデザイナーさんに依頼してデザインしてもらうことのメリットをまとめてみました。
今回は僕も話がしやすいということで、作家さんやイラストレーターさんがデザイナーさんに依頼する場合。僕が日頃依頼をいただいている「印刷物」を念頭にまとめています。

話が早ぇ!!
話が早ぇです!
依頼したい内容がある程度固まっていれば、「どう形にしていくか」は専門分野の方に話を聞いてもらった方が、一人で一から情報を蓄積してかたちにするより何倍も早いと思います。
一つ印刷物を作るとなると、紙の種類やフォント、可読性、CMYKへのカラー変換に入稿関係。何かと知っておくべき知識がいろいろあります。(「単純に絵の横や下に文字を並べているだけではない」ということをせめて知ってほしい。)

アイディアァ!!
自分以外に考えてくれる人ができるわけですから、当然一人で悩むよりいろんな案が出てきます。デザイン案や告知のアプローチ方法など、一人では思いつかない発想やレイアウトが生まれることは、選択肢が広がる点でもとても良いことだと思います。
また、自分の作った作品がどう見えているのかや、自分が思いつかなかった方法で作品が映える表現を知る機会にもなり、一人で頭を抱えるよりは刺激的ではないでしょうか。

フォントォ!!
デザイナー目線ですが、これが個人的にはかなり大きい気がしています。
フォントによって与える印象が全然変わってくることを知っているからです。それは作家さんの世界観により近かったり、作品を際立たせてくれたり、いろんな活かし方があると思いますが、選択肢が少ないということは、それだけ表現の幅も狭くなるということです。
有料フォントを一から揃えようと思うと高額になりますし、そもそも何回自分でデザインするかもわからない中でAdobeさんのクラウドサービスに毎月定額加入するのも非常に悩ましいところ。
そこで悩むくらいなら潔くたくさんフォントを持っている人に頼んでもいいのではないかと思うのです。

集中ぅ!!
人に頼むことで自分の本業や自分の手でやりたいことに集中できます。「時は金なり」です。名刺なりDMなり、制作経験のある方ならおわかりいただけることと思いますが、意外と時間がかかるものです。

誰にぃ!?
とはいえ、デザイナーなら誰でもというわけにもいきません。
大事なデザインを誰に頼むかも重要です。選び方としてはデザイナーさんの制作実績を見るのがわかりやすいし早いかなと思います。
デザイナーさんによっても得意不得意様々です。「この人の作るデザイン全部可愛い!」など、いろんな方の制作物を見るのが良いかと思います。
あとは、身近に相談できる方がいらっしゃれば凄くいいですね。

さいごに
ざっくりまとめてみましたが、一つ誤解していただきたくないのは「自力で頑張る」ことを否定しているわけではないということです。
デザインも絵と同じで、練習すれば人によってもちろん成長度合いは様々ですが上達するものですし、知識は持っていても無駄ではありません。(特にデジタル処理の知識は今の時代大変有効かと!)
今回はあくまで人にお願いする際のメリットをご紹介しました。

展示会のDMやご自身の名刺制作、もちろんWebやその他分野でも悩んでいる方がいらっしゃれば、一つの選択肢として読んでいただければ幸いです。

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