「商品・サービス」と「お客様」の関係はもうやめた!
ミヤケです。
介護施設のマネジメントとかYouTuberとかシニア向けスマホ教室とかやってます。
今回は「シニア向けスマホ教室」の話を中心に書きます。
スマホ”教室”というと、街中にあるカルチャースクール的なものを想像されると思いますが、
「サービスをお客様に提供させていただく」ことを放棄することを決断いたしました。
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苦渋の値上げ?
スマホ教室をやっていく上で毎回課題になるのが「お金・マネタイズ」です。
カリキュラムを用意し、スタッフを用意し、会場や時間を確保します。
教室ビジネスをやっているわけでは無いので、今後の展開も見据えつつ、コミュニティとしてどう機能させていくのかを考えなければいけません。
複数ある教室のうち、ある一箇所で年明けから大きな変化がありました。
11月を最後に、教室を一旦休止し、12月はお休み。
1月から新たにスタートすることを決めました。
スタートするにあたって肝になっていたのが「お金」でした。
ボランティアベースではなく、きちんとスタッフに報酬をお支払いし、教室を継続運営するためには、「お金」の問題が発生します。。
”価値を提供させて頂く・・・?”
そこで、お休み期間を利用し、コミュニティの運営者さんや参加者さんとミーティングの場を設定しました。
もちろん「お金」の話を中心に、どう運営していくのかの相談をさせていただきました。
その話の中で何度も言っていただいたのが、「どう価値を提供するか」「どう付加価値をつけるか」でした。
正直、話し合いは上手くいかず(ミヤケの準備不足が原因です)、どうしたもんかと思い、帰ろうかと思いましたが、どうにも納得いかず、会社に行き、事務局運営を助けてもらっている”ゆいちゃん”に相談しました。
僕が何より一番ひっかかっていたのは「価値を提供する」というポイントです。
そもそも、皆さんと一緒にコミュニティになり、ながーくお付き合いしたいところから始まりました。
それなのに、「サービス・価値」の対価に「お金」をもらうのは、なんだかなあ・・・と思っていました。
牛丼屋に行って、牛丼を食べる対価に390円を払います。
美味しいです。間違いなく。
だけど、牛丼屋のお兄ちゃんと仲良くなりますか?
牛丼屋のお姉ちゃんに子供が産まれたら、代わりに面倒見てあげますか?
「お金」と「価値」を追いかけ続けていると、”大きな経済”に巻き込まれてしまいます。
「お金は払うし、なんでもやる!!」
「やっぱり、みんなで一緒にスマホ教室コミュニティを作っていきたい!」
ゆいちゃんに背中を押され、すぐに参加者さんのうち特に運営面でお手伝い頂いている方お二人とお話してきました。
当初の目的は、「ボランティアでのお手伝い」をお願いしようと思っていたからです。
参加者としてスマホを勉強して頂くのは変わらなくても大丈夫だけど、例えば、参加者の皆さんに声をかけて頂いたりなど、お願いしようかと思っていました。
ーこんな、・・・・なことで、どうでしょう?
緊張しながらお願いしてみると、
お二人から、
「いいや、それはダメよ。」
「お金はみんなと一緒に払うわよ!」
「でもね、今までもそうだけど、今日また話を聞かせてもらって、私たちにできることがあればなんでも言って!お手伝いくらいならやるからね!」
「そうよ!こんないい教室ね、無いよ、他に!払わせてよ!」
お金は払いたいし、なんでもやって頂けるそうです、、、
こんなことある!?
ありがたいやら、ありがたいやら、ありがたいやら。。。
【まとめ】体験にこそ価値がある!
その時、話し合った内容をまとめると、
・参加費の値上げ
・参加者兼ボランティアスタッフを作る
・新規の参加者も沢山入れて循環を作る
そんな内容を話しているうちに、ある言葉を思い出しました。
『情報や作品そのものの価値は下がっている。体験にこそ価値がある』
キングコングの西野亮廣さんが言っていたことです。
理解はできますが、イマイチ実感としては分からなかった言葉でしたが、
参加者さんたちと一緒にスマホ教室の運営や行く末を話しているうちに、
"あれ?僕じゃなくて、皆さん自身がスマホ教室を作っている!"
と気づいたのです。
スマホを通して、
・新しいことに触れる
スマホを使って、
・新しい生活を送る
それに加えて、
スマホ教室を"作って"、
・体験する
シニア向けスマホ教室。
まだまだ可能性がありそうです!
<終わり>
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