見出し画像

個人的に高評価だった秋ドラマの一つ『大奥 season2』

ドラマもそろそろエンディングに向けての山場に入ってきました。最終話を迎えたものもあり、好きなドラマはいつまでも続いてほしいのに⋯と名残惜しい気持ちになります。

まだ終わっていない作品もありますが、10月から始まった秋ドラマで私が好きだったドラマは
『大奥season2』『きのう何食べた?season2』『セクシー田中さん』『コタツがない家』『あたりのキッチン!』『いちばんすきな花』かな。
その次は『下克上球児』『パリピ孔明』。

その中でも今回は『大奥』について。

『大奥season2』
具体的な言葉で表すのは難しいけど、とにかく感動も大きく本当によかった。
大河ドラマとはまた別次元の現代版時代劇という印象でした。まさに「時代」をあらゆる視点で物語を描き、しかも男女逆転という非現実的な設定を盛り込んだにもかかわらずハイレベルな仕上がり。

非現実的な設定は、ストーリーや演出がチープになったりすることでツッコミどころが目立ちがちで感情移入もしにくいし興ざめしてしまうリスクも高そうだけど、『大奥』はseason1,2通して大いに感情移入もしたし、男女逆転の世界だからこそ意外な設定がかえって新鮮で面白くもあったしで、最後まで時代の流れとともに飽きることなく見ることができました。まさに有終の美を飾りましたね。ラストのソーンの映像もまた素敵でした。

そもそも原作のレベル(質)がいいのでしょうが、それを実写化したNHKさん(制作スタッフさん)たちとそのベースを作る脚本家の森下佳子さんの努力の賜物なのではないでしょうか。

本ドラマ、noteに感想を書こうと思っても、あらすじをはじめ登場人物とそれらの関係性、歴史用語、演じた俳優名など情報量が多すぎて書くにも結構なパワーがいる(笑)
毎回見て感動して余韻に浸っているうちに次回が訪れ⋯

長い時代を描いているのだから登場人物も変遷していき、それに伴い演者も変わり、物語のテーマも変わり⋯最終回では途中で過去の様々なシーンがテーマ曲と共に映像で流れましたが本当に多くの人物が登場していましたね。
Aimerさんが歌う「白色蜉蝣」がいいタイミングで流れ出し、物語をさらに盛り上げてくれました。

あのシーンで泣けた、このシーンでも泣いた、ここでもまた泣いた⋯大奥だけに奥が深い。

近々の回でいえば、和宮役を演じた岸井ゆきのさんの演技というか役のキャラクターが愛しすぎました。

登場時はひねくれ者で悪態ばかりついていた和宮が、徳川家茂(志田彩良さん)の懐の深さに心を開き、素直になっていくプラスの変化が心地いい。
それでも駄々をこねるような口調で我がままを言う和宮にはいつしか見ている方も許してしまう可愛さを感じる。

あんなに気丈で我がままな和宮が家茂の死を知り泣き崩れるというギャップに心が刺激されたのは私だけではないはず。

それにしてもよくここまで描いてくれました。
楽しく見させてもらいました。

年末年始にでもseason1から一挙再放送してくれないかな~。

他のドラマも面白かったものが多く、それぞれの感想を書ききれないまま冬ドラマに突入しそうです(笑)

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?